大谷直子さんの記事が載っていました。
「転ばぬ先の杖」という言葉は嫌いです。
80歳のおばあさんだって、40代の人だって将来は判らないのです。
明日何があるか誰にも判らない。
41歳で離婚して 18歳の長女、10歳の長男、6歳の次女を一人で育ててきた。
こどもたちはみな それなりにぐれたけどほおっておいた。
52歳で家のローンを払い終え、二人の子どもが出ていったので
家を売りに出して小さなマンションに移り住みスケールダウンした。
57歳のとき 悪性リンパ腫で余命5ヵ月と宣告された。
抗がん剤を8回やって楽になったが四年間仕事を入れないようにして
ただ韓国語の勉強をしていた。語学を学びたいと思って居たから。
もう仕事に戻る気はなかった。
園子温監督から「希望の国」の主人公の妻の役を打診された。
責任の重い重要な難しい役だったので断ろうと思ったが・・・・・・・。
試写会のとき おきゃくさんが「大谷直子って自然に演じてるわねえ。」
といっているのを聴いて嬉しかった。
「希望の国」の映画を観て こどもたちが認めてくれたので驚いた。
すぐあとで 新藤兼人監督と乙羽信子さんを描いた「最後のガチンコ」という
ドラマに出て、二作続けて良い映画に出られて女優になってよかったと思った。
一日一日 無事に過ぎれば良いと、淡々ととシンプルに生きている。
やまない雨はないから 欲張らず分をわきまえて生きていくのが良いと思う。
一人の女優の地に足の着いた生活を垣間見た。もともと物欲は無かったから
離婚してからは つましく生活してきた。抗がん剤を打つ時でさえタクシーに
乗らなかったという彼女の生活は 庶民の意識だ。誰でもいつ命が尽きるか
わからないのだ。潔い気持ちに圧倒された。
「転ばぬ先の杖」という言葉は嫌いです。
80歳のおばあさんだって、40代の人だって将来は判らないのです。
明日何があるか誰にも判らない。
41歳で離婚して 18歳の長女、10歳の長男、6歳の次女を一人で育ててきた。
こどもたちはみな それなりにぐれたけどほおっておいた。
52歳で家のローンを払い終え、二人の子どもが出ていったので
家を売りに出して小さなマンションに移り住みスケールダウンした。
57歳のとき 悪性リンパ腫で余命5ヵ月と宣告された。
抗がん剤を8回やって楽になったが四年間仕事を入れないようにして
ただ韓国語の勉強をしていた。語学を学びたいと思って居たから。
もう仕事に戻る気はなかった。
園子温監督から「希望の国」の主人公の妻の役を打診された。
責任の重い重要な難しい役だったので断ろうと思ったが・・・・・・・。
試写会のとき おきゃくさんが「大谷直子って自然に演じてるわねえ。」
といっているのを聴いて嬉しかった。
「希望の国」の映画を観て こどもたちが認めてくれたので驚いた。
すぐあとで 新藤兼人監督と乙羽信子さんを描いた「最後のガチンコ」という
ドラマに出て、二作続けて良い映画に出られて女優になってよかったと思った。
一日一日 無事に過ぎれば良いと、淡々ととシンプルに生きている。
やまない雨はないから 欲張らず分をわきまえて生きていくのが良いと思う。
一人の女優の地に足の着いた生活を垣間見た。もともと物欲は無かったから
離婚してからは つましく生活してきた。抗がん剤を打つ時でさえタクシーに
乗らなかったという彼女の生活は 庶民の意識だ。誰でもいつ命が尽きるか
わからないのだ。潔い気持ちに圧倒された。