■□■カムイミンタラ■□■

旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

2006-03-14 23:27:43 | Weblog
実家の犬が天に召されたと妹からメールがきた。

もうかなり危ないとは知っていたけど、今冬は乗り切るかなと思っていたんだけど。

もう12歳の老犬。やっぱり無理だったみたい。

元来、私は犬が嫌いである。実家にいた犬もラブラドールでデカイ犬。

私が中3の時に一軒家に引っ越し、父と妹は犬を飼いたがったが私が断固反対し、

どうしても犬を飼うなら私がこの家を出て行ってからにして欲しいと頼んだ。

その通り、私が家を出てから飼った犬なので私がたまに家に帰っても私には

特になつくわけでもない。ましてや私は犬嫌いなので近寄る気もない。

そんな彼女(犬)と一歩踏み込んだ仲になったのは一昨年の秋、まだ父が

入院中だったときに母も病に倒れ入院してしまった時に意を決して両親の為

というより犬の世話の為に実家に半年も帰った事がきっかけだった。

いきなり犬嫌いの私があんなバカデカイ犬を一人で散歩に連れて行かなくては

ならない事自体が今、振り返れば無我夢中だった。今だから笑えるけど

実は首輪の付け方も間違っていて、よくそんなんで逃げ出さなかったねって感じだし

散歩ルートは知らないので彼女の気の向くまま、躾けどころの話ではないって感じだし

毎日、毎日、朝から犬の散歩して、病院を往復して、夕方の犬の散歩してのくり返し。

すれ違う犬の飼い主には、あの犬はラッキーちゃんだけど連れている人は誰?

お父さんは?お母さんは?最近、見ないけど、とウザイのなんの。最終的には

両親が行っていた散歩の時間とはずらして散歩していた(苦笑)

そんな彼女ももう実家に帰っても吠える事なく出迎えてくれる事もないと思うと

涙が出る程、悲しい。そんなにも彼女の存在が私のココロのウエイトをしめていた事に

自分でも驚いた。まぁ、いつかはみんな天に昇るのだからまたその時、散歩しよう。