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針刺し事故

2006-10-11 14:06:45 | 病院のシゴト
もちろんやったのは私じゃない。私はそんなオマヌケな事はしない。

針刺し事故とは患者に利用した注射針などの針を自分自身に刺してしまうことだ。

もちろん、患者に既存の感染源があれば自分に感染する。

その道の人達は注射器を使い回ししたりするからC型肝炎が多かったりするわけで。

私は某看護婦さんのブログでHIV患者の針刺しをしてしまったってのを読んだことが

あったので針刺し事故がいかに自分自身にとって大変なことであるのか知っていた。

使用済みの針を触るときは必ず手ではなくセッシを使うし、のう盆に乗せるね。

今回、事故ったナースは紙にの上に置いてあった針をそのまま紙を二つ折りにして

運ぼうとしたらしく二つ折りにしたときに紙を突き破って出てきた針を自分に刺した、と。

ありえない。そんな寝ぼけた行為は絶対にありえない。IVH処置後の針だから超~血液

付いてんじゃんって感じ。しかも、最初の情報では患者は幸いなことに何の感染も持っていない

という事でほっと一安心だったのだが、その後、実はCを持っていたことが判明。

針刺し事故によるC型肝炎の感染率は1.8%。それをどう感じるか。100人中、約2人の感染。

「0」じゃないからねぇ・・・。念の為、その患者の血液をHIV検査にもまわしたらしいけど。

今後1年間、感染への不安を抱えていくわけで。いやぁ、気を付けよう。ウチの病院、

患者のベットから針が出てくることがあるし、針用ゴミ箱があるけど、床に落ちていることも

多々あるし。それを始末するのはうちらだからねぇ。そんなトコロで刺しちゃったらかなわんの。