珍客

昨日の夜勤、夜中の1時頃、酩酊さんの救急要請が入る。

救急隊の話だと、入院させないと無理っぽいって感じ。

大部屋しか空いていないので、暴れる系はNG。

結局、来院することになったので泥酔系かな～と思ったら

到着するも外来から怒鳴り声が聞こえてくるもんで

暴れる系かぁ～・・・・と思っていたら結局は当直医の

怒鳴り声だったんだけど。苦笑。

入院なんかさせるか！　的なね。

で、点滴だけになったので、変なじぃさんだってって言うから

暇つぶしに覗きに行く。

白髪の真っ黒に日焼けしたじぃさんが

「ういっ。　ば～か。　うぃっ。　やらせろ。　うぃっ。　ば～か。」

と言っている。笑。

家、どこ？　どこで、呑んでたの？　つまみ、何？

とか聞いていたんだけど、ば～かとかしか言わない。そのうち、

「知識と知能のないやつは・・・・」と言い出したので

「そりゃ、あんただよ。」と突っ込んだら「すみませ～ん」って

謝っていた。笑。で、別に治療の必要もないので、家に

帰ってもらう事に。しかし、はっきりと物事を言わないので

お迎えに来てもらうって事で・・・・・・。

もちろん、こういう場合のお迎えとは、警察ですね。

警察に連絡してお迎えを待つ事、30分ぐらいかな。

お迎え来たよ～って事で、後学の為に付いて行くが

お迎えにきた人の様子がどうもおかしい。

あらま、どこで話が行き違ったのか・・・














検
死
屋
が
迎
え
に
来
た
・
・
・











「死体はどこですか！！」　みたいな。笑。

白い担架を持った人、でっかいカメラを抱えた人、

調書を取る人、3人で来た。

えっ？！・・・・・この人ですけど・・・・

ってドアを開ければ「ういっ。　ば～か。」って言っているじぃさん。

まぁ、みんな笑ってくれた。

どこで話が入れ替わったんだろうね？みたいな感じで。

じゃぁ、制服呼んだ方がいいんだね？って

私服警官の検死屋さん達は制服の警官を呼んでくれた。

その後、じぃさんは警察に連れられて自宅に帰って行きました。

ちょっと面白い出来事でした。

終わり。