2012年2月に脳ドックを受けて、右中大脳動脈に脳動脈瘤が見つかってから
2013年12月12日に開頭によるクリピング術を受けました。
今はまだこの手術を受けてよかったのか、心の整理はつきませんが
普段は看護師として働いている自分が感じた様々な事を記そうと思いました。
手術を受けるにあたって、入院時に自分は現役の看護師であることを話しました。
同業者の入院はやりにくい事は重々わかっていたけど、病院を決めるにあたって
ここのオペ室で働いていた看護師から色々と聞いていた事を主治医に話してあったので
ゆくゆくは病棟でも知れ渡るだろうなと思い先に話しました。
オペ前日に入院しました。
一人で入院するつもりだったけど、妹と母が来てくれて結果、助かりました。
個室希望していたけど、個室が空いておらず大部屋へ。オペ後、ICUに入る事も
入院後に知り、色々と必要なモノが増え、それを準備してもらいました。
ICUに入るとは思っていなかったので、それを聞いて一気に不安になりました。
オペナースの術前訪問も受けました。そして、言われました。
「K病院の看護師なんですよね。何科ですか。ああ、じゃぁ、結構、麻酔使ってますよね。
わかりますよね? 麻酔。何か聞きたいことありますか? ホントはこれお渡ししているんですけど
いらないですよね?」
私の働く病棟は周手術期ですので、わかりますよ。麻酔。わからないことはありません。
でも、あまりにも端折りすぎじゃね? うちの病院とここの病院は同じじゃないし。
私、今、看護師じゃなくて患者だし。私の看護計画は、不安の軽減でしょ。
全然、軽減してくれてないよ。。。
その後、夕飯は美味しく完食できました。
ちょっと病棟散歩しようと妹とふらふらと談話室へ向かいました。
同じ病棟で働く先輩が、様子を見に来てくれました。
消灯は21時。以降、禁飲食。
入院するまで仕事もしていたし、バタバタと準備をしていたこともあって
結構、疲れていたので、まずまず寝る事はできたかな。
どうせ、オペ日は起き上がれないだろうから寝れなくてもいいやとも思っていた。
翌朝、ルート確保を右腕に行った。8時前だったかな。
深夜さんの仕事みたいで、うちでは深夜さんがルートをとる余裕はないな~と思った。
担当だった看護師が、同業者という事でかなり緊張していました。。。
さらに、私だってテンパっているので、抹消は締まっちゃうし、肉に埋もれた血管で
探せないみたいで悪戦苦闘していました。
結果、外しました。もう一回、刺していいよって言ったんだけど、バトンタッチしますって。
別なナースが来て、やっぱり、看護師なんですよね緊張しますって言われる。。。
私、今、そんな余裕ないので、ホント大丈夫ですから。。。と話す。
遠慮して駆血帯も弱いので、もっとしっかり締めて大丈夫ですよ、と声をかける。
駆血帯を締め直し、血管探すが見つからないようで。。。
手背を探し始めた時には、それはないだろ~と心の中で呟いた。
結局、手関節に一発で入れた。緑針って見た事ないので、何ゲージですか?って聞いてみた。
18ゲージですって言われた。まじかよ?! うちは20だぜ。どーりで痛いわけだ。苦笑。
ラクテック500を流す。
オペは9時半からで、出棟は9時25分。
バイタル測るが、特に大きな変動はない。ってか、SAT測らないんだけど、
オペ前後で比べないんだろうか。。。
同じ病棟で働く、またまた違う先輩ナースが様子を見に来てくれて出棟まで付き合ってくれた。
妹と母も到着する。いちばんいて欲しかった連れちゃんは、仕事で来れず。
まぁ、いたら嗚咽だったろうなと思う。。。
いつもは、といっても日勤で部屋持ちをすることはもうないんだけど、
今まで何人もの患者をオペ出ししてきた。
オペ室の前で泣き出す患者もみてきた。
今、その気持ちが痛切にわかる。
オペの覚悟なんて未だに決まらず。
泣きたい時は泣いた方がいいよ、と妹に言われ泣きながら出棟しました。。。
オペ室でオペ台に上がり横になる。
血圧計、モニターを装着しシーツに包まれる。
主治医が来るまで、しばらく待つ。
モニター音を聞いているが、緊張の割にはそんなに変化がない様子。
主治医が来て、笑気マスクを当てられる。
深呼吸を10回して。
深呼吸するけど、別に変化なし。
オペ後の患者と話しをすると、10数えてって言われて5まで数えられなかったよ、とか
フワーっと気持ちよくなったとか聞くけど、別に何も起こらず。。。
で、主治医が側管から麻酔薬を入れるよう指示している。
フェンタニル、プロポフォール、エスラックス、ドロレプタン、全部、全部入れて!
って、何度か話している。で、私には深呼吸20回して!って言う。
で、麻酔薬の注入を慌てたのか、側管がめちゃくちゃ痛い!!!
アンギオの時もオペナースが、ソセゴン1プッシュをぎゅっとやったので痛かった!!
その時の事を思い出し、このヘタクソ!!と思い、思わず、、、
「側管が痛い!痛い!痛い!痛い!いたーーーーーい!!!。。。。。フガッ。zzzzz」
痛いと5回ほど叫んだのは覚えている。
次にハッと気がつくとオペは終わっていたのである。
2013年12月12日に開頭によるクリピング術を受けました。
今はまだこの手術を受けてよかったのか、心の整理はつきませんが
普段は看護師として働いている自分が感じた様々な事を記そうと思いました。
手術を受けるにあたって、入院時に自分は現役の看護師であることを話しました。
同業者の入院はやりにくい事は重々わかっていたけど、病院を決めるにあたって
ここのオペ室で働いていた看護師から色々と聞いていた事を主治医に話してあったので
ゆくゆくは病棟でも知れ渡るだろうなと思い先に話しました。
オペ前日に入院しました。
一人で入院するつもりだったけど、妹と母が来てくれて結果、助かりました。
個室希望していたけど、個室が空いておらず大部屋へ。オペ後、ICUに入る事も
入院後に知り、色々と必要なモノが増え、それを準備してもらいました。
ICUに入るとは思っていなかったので、それを聞いて一気に不安になりました。
オペナースの術前訪問も受けました。そして、言われました。
「K病院の看護師なんですよね。何科ですか。ああ、じゃぁ、結構、麻酔使ってますよね。
わかりますよね? 麻酔。何か聞きたいことありますか? ホントはこれお渡ししているんですけど
いらないですよね?」
私の働く病棟は周手術期ですので、わかりますよ。麻酔。わからないことはありません。
でも、あまりにも端折りすぎじゃね? うちの病院とここの病院は同じじゃないし。
私、今、看護師じゃなくて患者だし。私の看護計画は、不安の軽減でしょ。
全然、軽減してくれてないよ。。。
その後、夕飯は美味しく完食できました。
ちょっと病棟散歩しようと妹とふらふらと談話室へ向かいました。
同じ病棟で働く先輩が、様子を見に来てくれました。
消灯は21時。以降、禁飲食。
入院するまで仕事もしていたし、バタバタと準備をしていたこともあって
結構、疲れていたので、まずまず寝る事はできたかな。
どうせ、オペ日は起き上がれないだろうから寝れなくてもいいやとも思っていた。
翌朝、ルート確保を右腕に行った。8時前だったかな。
深夜さんの仕事みたいで、うちでは深夜さんがルートをとる余裕はないな~と思った。
担当だった看護師が、同業者という事でかなり緊張していました。。。
さらに、私だってテンパっているので、抹消は締まっちゃうし、肉に埋もれた血管で
探せないみたいで悪戦苦闘していました。
結果、外しました。もう一回、刺していいよって言ったんだけど、バトンタッチしますって。
別なナースが来て、やっぱり、看護師なんですよね緊張しますって言われる。。。
私、今、そんな余裕ないので、ホント大丈夫ですから。。。と話す。
遠慮して駆血帯も弱いので、もっとしっかり締めて大丈夫ですよ、と声をかける。
駆血帯を締め直し、血管探すが見つからないようで。。。
手背を探し始めた時には、それはないだろ~と心の中で呟いた。
結局、手関節に一発で入れた。緑針って見た事ないので、何ゲージですか?って聞いてみた。
18ゲージですって言われた。まじかよ?! うちは20だぜ。どーりで痛いわけだ。苦笑。
ラクテック500を流す。
オペは9時半からで、出棟は9時25分。
バイタル測るが、特に大きな変動はない。ってか、SAT測らないんだけど、
オペ前後で比べないんだろうか。。。
同じ病棟で働く、またまた違う先輩ナースが様子を見に来てくれて出棟まで付き合ってくれた。
妹と母も到着する。いちばんいて欲しかった連れちゃんは、仕事で来れず。
まぁ、いたら嗚咽だったろうなと思う。。。
いつもは、といっても日勤で部屋持ちをすることはもうないんだけど、
今まで何人もの患者をオペ出ししてきた。
オペ室の前で泣き出す患者もみてきた。
今、その気持ちが痛切にわかる。
オペの覚悟なんて未だに決まらず。
泣きたい時は泣いた方がいいよ、と妹に言われ泣きながら出棟しました。。。
オペ室でオペ台に上がり横になる。
血圧計、モニターを装着しシーツに包まれる。
主治医が来るまで、しばらく待つ。
モニター音を聞いているが、緊張の割にはそんなに変化がない様子。
主治医が来て、笑気マスクを当てられる。
深呼吸を10回して。
深呼吸するけど、別に変化なし。
オペ後の患者と話しをすると、10数えてって言われて5まで数えられなかったよ、とか
フワーっと気持ちよくなったとか聞くけど、別に何も起こらず。。。
で、主治医が側管から麻酔薬を入れるよう指示している。
フェンタニル、プロポフォール、エスラックス、ドロレプタン、全部、全部入れて!
って、何度か話している。で、私には深呼吸20回して!って言う。
で、麻酔薬の注入を慌てたのか、側管がめちゃくちゃ痛い!!!
アンギオの時もオペナースが、ソセゴン1プッシュをぎゅっとやったので痛かった!!
その時の事を思い出し、このヘタクソ!!と思い、思わず、、、
「側管が痛い!痛い!痛い!痛い!いたーーーーーい!!!。。。。。フガッ。zzzzz」
痛いと5回ほど叫んだのは覚えている。
次にハッと気がつくとオペは終わっていたのである。