表現16)What do you make of it?(それをどう思う?)
さて、今回は珍しい、とは言っても、映画なんか見ていたら結構良く聞く「make」のちょっと変わった使い方についての勉強です。「make」って動詞はいろいろな使い方がありますが、僕は基本的には日本語で言う「作る」って意味がその根っこにあるって考え方でいいと思います。もちろん、「使役」って言うんですか、「させる」みたいに使う事もあったり、「I could not make it.」みたいに、「間に合う」といった意味になる場合もありますけどね。ん…その場合も、「作る」→「作り上げる」→「やりとげる」→「成し遂げる」→「やり遂げる」→「なんとかする」→「なんとか間に合う」ってなるのかな?そう、やっぱり「作る」から来ているって言えるような気がしますね(判断は皆さんにお任せします…)。
では、今回の「make of」について。上の訳から言うと、「make 」自体では「思う」という意味で、「of」は「について」くらいでしょうか。ではなぜ「make」が「思う」になるのか?「What do you make of it?」を他の表現で言い換えると以下のようになります。
What conclusion do you draw from it?
(あなたはそれからどんな結論を導き出しますか?)
くらいの意味でしょうか。この言い換えから類推すると、「make」は何らかの「考えを作る」→「考えを持つ」って意味になりますね。そう、例えばこんな表現もありますね。
□ make a decision □make a judgment □make up one's mind
これらの「make」も「何らかの意思を持つ」といった意味合いで使われているような気がしますね。
と言うことで、「What do you make of it?」は、「あなたはそのことについて、どんな考えを持つ(創る)に至りましたか」→「あなたはそのことについてどう思いますか?」となり、冒頭の「それをどう思う?」になるわけです。
「ちょっと待ってよ。じゃあぁ、What do you think of it?と一緒じゃない?」てご質問。ごもっとも!基本的な意味は変わらないみたいですね。ネイティブ数人に聞いてみたところ、その違いははっきりしていなかったです。しか~し、微妙な違いはあるような…。その違いがあるとしたら、「What do you make of it?」の場合は、ただ漠然と「思う」のではなく、それなりの考えをめぐらして、その結果としての思い、考え、説明を相手に求めていると考えられます。もちろん、文脈あるいは語調から、「What do you think of it?」も同様のものを求める表現として使えなくはないですが…。ともかく、相手の意見を聞く時の表現として、特に相手の分析結果、説明等を聞きたい時の表現として「What do you make of it?」という表現がある、よく使われるってことを知ってもらえれば、それで結構かと思います。一度まず使ってみてください。では、お約束の会話文です。どうぞ!
(at a college cafeteria)
Nao: Hi, Phil. I have at last finished my paper for the History class. I do need to pass it for promotion. Could you take a look at it?
Phil: Sure. (reading the paper) Okay...you got that point here and...
Nao: So, what do you make of it? Can I pass?
Phil: I guess so. You have discussed all the points Mr. Smith raised in his class.
Nao: Great! Thanks, Phil. I'll buy you a cup of coffee. Let's go.
よかったですね、うまく書けて。そうじゃないと留年ですからね~。僕もうまく書けないと皆さんからお叱りのお言葉が…。こわい、こわい。これからも精一杯頑張りま~す。ということで、今日はこの辺で。では…See you tomorrow, guys! Yes, I will try to write up a new article tomorrow too. Bye for now! nao(N.N.)(C)2006
さて、今回は珍しい、とは言っても、映画なんか見ていたら結構良く聞く「make」のちょっと変わった使い方についての勉強です。「make」って動詞はいろいろな使い方がありますが、僕は基本的には日本語で言う「作る」って意味がその根っこにあるって考え方でいいと思います。もちろん、「使役」って言うんですか、「させる」みたいに使う事もあったり、「I could not make it.」みたいに、「間に合う」といった意味になる場合もありますけどね。ん…その場合も、「作る」→「作り上げる」→「やりとげる」→「成し遂げる」→「やり遂げる」→「なんとかする」→「なんとか間に合う」ってなるのかな?そう、やっぱり「作る」から来ているって言えるような気がしますね(判断は皆さんにお任せします…)。
では、今回の「make of」について。上の訳から言うと、「make 」自体では「思う」という意味で、「of」は「について」くらいでしょうか。ではなぜ「make」が「思う」になるのか?「What do you make of it?」を他の表現で言い換えると以下のようになります。
What conclusion do you draw from it?
(あなたはそれからどんな結論を導き出しますか?)
くらいの意味でしょうか。この言い換えから類推すると、「make」は何らかの「考えを作る」→「考えを持つ」って意味になりますね。そう、例えばこんな表現もありますね。
□ make a decision □make a judgment □make up one's mind
これらの「make」も「何らかの意思を持つ」といった意味合いで使われているような気がしますね。
と言うことで、「What do you make of it?」は、「あなたはそのことについて、どんな考えを持つ(創る)に至りましたか」→「あなたはそのことについてどう思いますか?」となり、冒頭の「それをどう思う?」になるわけです。
「ちょっと待ってよ。じゃあぁ、What do you think of it?と一緒じゃない?」てご質問。ごもっとも!基本的な意味は変わらないみたいですね。ネイティブ数人に聞いてみたところ、その違いははっきりしていなかったです。しか~し、微妙な違いはあるような…。その違いがあるとしたら、「What do you make of it?」の場合は、ただ漠然と「思う」のではなく、それなりの考えをめぐらして、その結果としての思い、考え、説明を相手に求めていると考えられます。もちろん、文脈あるいは語調から、「What do you think of it?」も同様のものを求める表現として使えなくはないですが…。ともかく、相手の意見を聞く時の表現として、特に相手の分析結果、説明等を聞きたい時の表現として「What do you make of it?」という表現がある、よく使われるってことを知ってもらえれば、それで結構かと思います。一度まず使ってみてください。では、お約束の会話文です。どうぞ!
(at a college cafeteria)
Nao: Hi, Phil. I have at last finished my paper for the History class. I do need to pass it for promotion. Could you take a look at it?
Phil: Sure. (reading the paper) Okay...you got that point here and...
Nao: So, what do you make of it? Can I pass?
Phil: I guess so. You have discussed all the points Mr. Smith raised in his class.
Nao: Great! Thanks, Phil. I'll buy you a cup of coffee. Let's go.
よかったですね、うまく書けて。そうじゃないと留年ですからね~。僕もうまく書けないと皆さんからお叱りのお言葉が…。こわい、こわい。これからも精一杯頑張りま~す。ということで、今日はこの辺で。では…See you tomorrow, guys! Yes, I will try to write up a new article tomorrow too. Bye for now! nao(N.N.)(C)2006