私もそうでした。
就職を機に、親元から離れ一人暮らし。
その時点で、持ち家、借家を考慮せずに、○○家が2つになります。
やがて、結婚して持ち家に住むことになると、
もはや実家に戻ることはできません。
持ち家は職場へのアクセスを考えていますから、実家からは遠くなります。
したがって、家族の行き来は、正月、GW、お盆休みだけ。
やがて、若夫婦(当時は)に子供ができ、
その子が独立すると、やはり職場へのアクセスを考えて遠くになります。
その時点で、○○家は3つ。そしてやがて持ち家を探し始めます。
子どもが複数いればさらに増えます。
同じ家族なのに別々の場所で、増殖していきます。
住いの数を増やさねば賄いきれなくなります。
やがて第一世代の住人は年老いて、やがて・・・
やがて、第一世代の家の主がいなくなれば、そこは空き家、
しかも古びて借りてもできなそうな空き家となります。
第2世代は持ち家なので、その家を使えない。
今の日本の住宅事情はそういう状態なんでしょう。
退職を機に前の世代が、古い家をたたんで、
次の世代に合流すれば、家の増殖は防げるだろう。
そして、前の世代が次の世代が産んだ子供たちを育てるようにすれば、
入園が難しい保育園を探すことなく働きに出られるし、
前の世代も育児の責任が生まれボケることが遅れるのではないだろうか・・・
そうすれば、盆暮れ正月の民族大移動もなくなるだろう。
ながい夏季休暇、ボーッとした頭でそんなことを考えています。