甲斐バンドのビルボードツアーに参戦なさる方に
ビルボード側が、コロナ追跡システムの登録・活用を呼びかけていますが
その中の1つ、感染者との接触を通知する「COCOA」は
このアプリをダウンロードしたスマホ同士が、1メートル以内で15分以上接触すると
Bluetoothによって、相手のスマホをお互いに記録していく仕組みで
利用者が多いほど効果が高くなるとは言うものの、まだ普及率が低い上に
感染が判った利用者が「陽性」と登録すると
過去14日間に接触の記録があるスマホに通知が届く…はずが
利用開始日の表示が当日の日付になったり
陽性の登録が出来なかったり…という不具合が発生したとか(汗)
厚労省が使用している感染者管理システム「ハーシス」を
導入していない自治体が少なくないとか、まだ充分に活用出来ていないらしい(汗)
まあ、それでも奥さんは、ダウンロードするんでしょうけど…(笑)
そうこうする内に、二転三転した挙げ句、東京以外で「GoToトラベル」がスタート(苦笑)
中抜きするための「強盗トラベル」やら(苦笑)
「感染拡大キャンペーン」やらと叩かれてますが(苦笑)
ホテルや旅館でさえ「キャンペーン対象」なのかどうかが判らないとか
説明会や事務局の設置などが、見切り発車のあとになっているとか
行き当たりばったりとしか言い様がない状況の中
SNS上には「地域説明会会場」の臨時駐車場前に立てられた看板に
「GoToトラブル地域説明会」という文字が、手書きで書かれた写真がアップされ(笑)
「担当者の心の声が漏れてる(笑)」とか「クレーム相談窓口?(笑)」とか
「確信犯!(笑)」「結果として合ってる(笑)」といったツイートがズラリで奥さん大笑い(笑)
でも、現場の皆さんは、良いように振り回されてホントに大変ですよねぇ(汗)
不要不急の外出は控えろだの、週3で在宅勤務推奨だの
挙げ句の果てに「ワーケーション」などという、ふざけた単語まで持ち出してまで
「失敗」を認めない頑なさの裏には何があるんでしょ?(苦笑)
ただ、その在宅勤務やリモート会議などに対応した
防音機能付きの部屋を販売する住宅メーカーが登場したり
コロナ以前から、資生堂が日本マイクロソフトと協力開発した「テレビューティー」というアプリ…
化粧していない顔を職場の方々に見られるのには抵抗があるものの
自宅にいるのに、わざわざ化粧をするのも手間だし…といった女性のために
事前に顔をカメラに読み込ませれば、画面上の顔の肌色を整え、毛穴やシミなどをぼかし
口紅やチークを施して美しい顔に仕上げる…が、再び注目を浴びたりと
新たなニーズに応える商品も登場しています
ともあれ、画面越しでも伝わる思いはあると思うし
甲斐さんが話されていたように、大筋が決まっていれば
わざわざ集まらなくても、リモートで充分ということもあるでしょう
でも、リモート会議では、順番に発言したり
資料を共有しやすかったりといった利点がある一方で
議論が白熱したり、ちょっとした余談からアイデアが生まれたりという
人と人が顔を突き合わせてこその展開がなく、不満を覚える方もいらっしゃるようです
甲斐さんもバイキングに出られる際は、音声に問題があるリモートより
CMの間にヒロミさん達とお喋り出来るスタジオの方がいいとおっしゃってましたよね?(笑)
そうそう!先日、新聞の読者投稿欄で、70歳の女性の方が
月に1度の随筆の勉強会や、週に1度の合唱団活動の他、映画鑑賞も落語会も全て
「不要不急の外出は控えるべきだという世間の空気を無視できない」との理由で中止になったことで
「私の生活は、ほとんど全部、不要不急なことだったという事実に愕然とした
幸い、家族のために家事全般を引き受けており
『存在自体不要』と言われたような負の気持ちは持っておらず
激しく落ち込んだ訳ではなかったが、ちょっと気分が萎えた
毎週声を出して仲間とハーモニーを作る、月に何回か大画面で映画を観る
年に数回、生の落語を聴いて大笑いする
これらが全て、生活の中で積もるストレスの発散に役立っていたのだ
私の生活には、不要不急として一番に切られるようなことこそが重要なのだと再確認している」
と記されていたんですが、きっと奥さんと話が合いそうな方だなあと…(笑)
それはさておき…英国では、3月下旬にロックダウンに入り
多くのサービス業が、7月4日まで閉店を強いられたため
刺激策で後押ししなければ雇用に響くとして、一時帰休中の社員を職場復帰させれば
1人あたり1千ポンド(約13万5千円)を会社に支給する施策を導入したり
日本の消費税にあたる付加価値税を、飲食や宿泊などを対象に
一時的とはいえ、20%から5%に減税したり
8月の月・火・水曜日に、レストランやパブで食べた会計の内
1人10ポンド(約1350円)を上限に、半額を政府が出すなどの飲食店支援策を連発していて
ついに総理さえ着けなくなったマスクを配るより、よっぽど有難いんじゃないかと…?(笑)
もっとも、英国のパブは本来「密」が売りらしく
例えば、カウンターで注文して立ったまま飲み始めるのは
「知らない人との会話にオープンだ」というサインであり
地域の人が交わり、他人との距離の近さがパブの良さとされているみたいで
ジョンソン首相は、パブに行くことについて
「英国の人たちが持って生まれた、古代から存在する譲渡不可能な権利だ」とコメント(笑)
また、ラフバラー大学のサーネルリード上級講師は
階級による分断が残るとされる英国社会において
「パブは、人々がより平等になる場所、英国文化のアイコンだ」と指摘してます
それ故に「立ち飲み禁止」の上、人と人との距離を1メートル以上開けての営業再開は
英国民には若干、物足りないんだとか…(苦笑)
それでも、WHOの推奨は「少なくとも1メートル」で
距離を1メートル多く取るごとに、感染リスクは半減するとされている中
2メートルでは、イングランド地方のパブの3分の1しか営業できないという指摘があり
政府に助言する科学者たちが慎重論を唱えても
75%にあたる飲食店が営業できるよう「1メートル」に決定したそうです
そんな「政府の奢り」で「ちょいと1杯(笑)」どころか
「夜の街」だけを悪者にする我が国の首都の知事が
「夜の街」で働く方々に、定期的なPCR検査を受診できるよう
国と連携して態勢づくりをすると発表した際に
日刊ゲンダイが「悪いのは私じゃなくて夜の街」という見出しを付けたんだけど(笑)
奥さんは「ムード歌謡のタイトルかよ!(笑)」とのツッコミツイートを発見して爆笑(笑)
そのスレッドには…「B面は『豊洲の女』(笑)」やら
「それでは歌って頂きましょう!張り切ってどーぞ!(笑)」やら
「みどりのおばさん」イジリが炸裂していたらしい(笑)
「夜の街」ってフレーズには、ちょっとダークな…というか
どこか「まっとうでない」「訳アリ」みたいなイメージがあるせいか?(失礼!)
みどりのおばさんが「感染リスク」を押しつけるにはもってこいで
全国の歓楽街が「危ない」かのごとく印象操作され
「夜の街」以上に感染リスクが高いかも知れないにも関わらず
「昼の店」というだけで「安全神話」に守られていたりするんですよねぇ…(苦笑)
ただ…作家の岩井志麻子さんは、新宿・歌舞伎町に20年お住まいで
「第2の故郷」のように感じておられるそうで…
「確かに『ワケあり』な人が多いですね
故郷の岡山から35歳で上京した私もそれなりに苦労しましたが
私など比較にならない『ワケあり』が沢山います
岡山では『変な人』と目立つ私も、ここでは地味なくらいです
敵や競争相手には怖い歌舞伎町の住人ですが、不思議な優しさも感じます
ウチのワンコが散歩中に逃げてしまって、慌てて追いかけている内に
出勤途中のホストやキャバクラ、風俗の子たちが次々と追跡に加わってくれて
大騒ぎの末、ようやくワンコは戻りました
その間、行き交う車やバイクに1度もクラクションを鳴らされず、怒鳴られもしなかった
『よかったね』とみんなすぐに去って行きました
その時、私が感じたのは、町内の顔なじみの一体感とも
水商売に生きる人間の連帯意識とも違いました
それは『他人に過大な期待をかけてはいけない』ことを
過去の人生で学んだ人たちから滲み出る、一種の優しさの形でした
最初から人に期待し過ぎなければ裏切られもしないと経験的に知る人は
逆に、深入りしない関係の限りでは優しくなれるし、協力もしてくれるんです
コロナ禍で敵視され、歌舞伎町の浄化が進んでしまうかも知れません
確かに、ボッタクリの被害者も数多くいるでしょう
でも、客はこの街のいかがわしさに惹かれて来るはず
丸ごと清潔にしようとしたら、客も来ないし、住めなくなる人も出るでしょう
私は『この街でやっと居場所を見つけられた』という人を何人も知っています
あらゆる人を受け入れ、飲み込む歌舞伎町は
ここで生きることを通じてしか息が出来ない人々を
『そのままでいいよ』と認めてくれる『夜の街』であって欲しいと思います」
…と記されていて、ボクは、ナンか「不夜城」や
「深夜食堂」のシーンを思い浮かべたんだけど(笑)
奥さんは、甲斐さんがお生まれになった福岡・清川のイメージ…
甲斐さんによれば「社会の縮図のような街」…が重なったらしく
「甲斐さんって、そういう猥雑な街が好きだよね(笑)」と言ったり
「期待し過ぎなければ裏切られもしない」という一文からは
甲斐さんが歌舞伎町で飲んでいらした時に「降って来た(笑)」とおっしゃっていた
「そばかすの天使」の歌詞を思い出したみたいで(笑)
「甲斐さんの『夜』のイメージは
『清濁』が合わさったものだと思う」と言ったりしておりました(笑)
もっとも、甲斐さんも今は「夜の街」にお出かけになっていないようですが…(笑)