僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

怖い耳鳴りと 安心な耳鳴り

2009年12月25日 | 心と体と健康と

一昨日、akiraさんからいただいた耳鳴りに関するコメントは、非常に気になる内容が含まれていましたので、コメントにお返事をしていると、どんどん長くなってきました。それで、改めて、きょうのブログで、耳鳴りと、それが引き起こす怖い病気のお話などについて考えてみたいと思います。

akiraさんの身近におられる方が、くも膜下で手術をされたそうですが、倒れる前に耳鳴りがした…ということです。これは確かに怖い話です。耳鳴りが、大病の前兆になっているのではないのか…という疑いです。そして、いろいろ本を読んで見ると、そういうことは、十分あり得る、ということが改めてわかりました。

坂田英治という方の書かれた「耳鳴りを治す本」(マキノ出版)には、

 ~ 怖い耳鳴り、安心な耳鳴り、あなたはどっち? ~

というキャッチフレーズが表紙を飾っています。
だから、怖い耳鳴りというのも、実際にはあるのですよね。
akiraさんの知人の方のお話を聞くと、ますます現実感が増します。

普通、耳鳴りは、気にしてはいけないと言われています。いろんなことに集中して耳鳴りが意識に上がらないようにできるだけ無視をする必要がある、ということです。

まあ、それが出来たら苦労はないのですが、しかし、それも脳の病気とつながっていないか…ということを確認してのうえでの話なのです。まず、怖い病気が潜んでいないかということを、医師に診てもらわなければなりません。

言うまでもありませんが、耳鳴りの背後に何か危険な病気が隠されているかどうかを確認してもらうことが、最初にやるべきことなのです。その点、akiraさんも、僕も、脳のMRIの検査はして、異常なしだったので、第一段階では安全だといえると思います。

一般的に言われているのは、波動性のザーという音がする耳鳴りは、脳の血管障害が疑われ、動脈瘤、動静脈腫瘍を起こすことがあり、キーンとかジーンとかの音がする耳鳴り(僕はこれですが)は、聴神経腫瘍や髄膜腫などを伴ったりすることがある、ということです。特殊なケースでしょうけどね(…と思いたい)。

耳鳴りでは死にませんよ…と医者はよく、患者を安心させるのに言いますね。
(耳鳴りからうつ病になり、自殺する人は沢山いますが)

たしかに、加齢性のものや、ストレスから来る耳鳴りは、あまり心配する必要はないと言われています。要するに、その耳鳴りが、その人に与える苦痛度に問題がなければ、聴力障害の程度を定期的に調べるだけで、あとは様子を見ていけばいい…ということですよね。

でも、危険な耳鳴りがあることも確かなようですね。
ある本には、聴神経腫瘍には注意を怠らないようにしてください、とあります。
(でも、僕たちはすでに検査をしているので、それは大丈夫なはずです)。

akiraさんの知人の方がくも膜下で手術をされ、幸いにも回復して本当によかったですが、耳鳴りが、その予兆だったのでしょうか…? たぶん、そうだったのでしょうね。耳鳴りは、ひとつ間違えると、それほど恐ろしい病気の前兆にもなるらしいですからね。くも膜下と耳鳴り…。その関係が大いに気になるところですが、耳鳴りにもいろいろあるので、それは僕たちの耳鳴りとは違う質のものだったのかもしれません。少なくとも、そう思いたいですね。

今、僕が少し気になっているのは、ここ数年(つまり耳鳴りが発症してから)、血圧が高くなってきました。11月から、かかりつけの医師に「血圧手帳」なるものをもらって、毎日朝晩、せっせと家庭用血圧測定器で測って折れ線グラフに書いています。僕の場合は、どうやら夜中に血圧が上がるようですが、耳鳴りに襲われて以来、夜、眠れずに困っています。睡眠導入剤を、毎晩2分の1錠飲んで寝ていますが、それでもぐっすり、というわけにはいきません。

物の本によると、耳鳴りと血圧の関係はまだ解明されていないそうですが、僕は、不整脈の問題を抱えていることと、耳鳴りに悩まされていること、そしてその結果、不安な気持ちになり、夜もぐっすり眠れない、ということになるので、血圧も上がるのかなぁ、と思ったりしています。本当にね~、過去は血圧だけは自信がありました。上が100台~120台で全く正常だっのに、耳鳴りになったころから上がりだし、特に朝の血圧が150から160以上と高くなっています。医師は、薬は飲まずに、しばらく様子を見ましょう…と言ってくれていますが、耳鳴りが、全身症状としてこれまで上げた症状のほかに、高血圧、高脂血症、糖尿病なども伴うこともあり、耳鳴り持ちの人は、ぜひ健康診断を受けるように、と医師は勧めています。

akiraさんも、再度検査をされたほうがいいかも知れませんね。不安を抱えていると、また耳鳴りの音を大きく感じさせることにもなってしまいますものね。

akiraさんもそうだと思いますが、僕もかつて、耳鳴りに関す本をネットから何冊か取り寄せて、むさぼるように読みました。いま、このブログを書くのにも、本棚から2冊の本を引っ張り出してきて、ざっと読み返したところです。

もうお読みかも知れませんが、神崎仁という方が執筆された「耳鳴りを治す ~コントロールしながらうまくつきあう ~」(慶応義塾大学出版会)という本が、僕には一番信用できるような気がします。

また少し、この本で、勉強してみようかな…とも思います。

耳鳴りをあまり気にし過ぎてもいけないけれど…
気にし過ぎない、というのも、なんだか落とし穴が待ってそうで怖いですね。

しかしまあ、2年以上長く続いてきた耳鳴りだから、大丈夫かな~と思ったりします。
何か怖い症状の予兆だとしたら、予兆がちょっと長すぎますもんね(笑)

最近あまり話題にしなかった耳鳴りの話ですが、もちろん毎日悩まされていることには変わりありません   。

 

 

 

 

 

 

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする