2月6日の日曜日、千早赤阪村へスイセンを見に行った。
千早赤阪村は、大阪府の南東部に位置する府下でたった一つの村である。
南北朝時代の武将、楠木正成の生誕の地としても知られている。
そこに 「スイセンの丘」 と呼ばれる場所があり、約5万本のスイセンが群生する。
寒波の影響で1ヶ月ほど開花が遅れていたが、ようやく見ごろになった…
…という新聞記事が出たので、長男の車で、妻とモミィと僕の4人で出かけた。
大阪方面は、立春の4日ぐらいから寒さが和らいで暖かくなり、
この6日も、快晴ではなかったが、穏やかな日和だった。
新聞に載ったせいか、スイセンの丘は大勢の人たちで賑わっていた。
休耕田の棚田に咲き乱れるスイセンに、モミィも満面の笑顔だった。
2月6日。 スイセンを見てご機嫌。
だけど、そんな天候も、1週間と続かず、また寒波の襲来だ。
祝日だった昨日の午前、わが家の外では珍しく雪が舞い、何センチか積もった。
長い間こんな雪は見ていないな~と思っていたら、大阪で3年ぶりだそうである。
そうか。 3年前にもこれだけの雪が降っていたのか…。 もう忘れている。
雪に対する備えが乏しい大阪では、昨日のように5センチの積雪だけでも、
高速道路が12時間不通になったりするなどの大騒ぎとなる。
でも、子どもたちにとっては、雪はダイヤモンドの輝きにも見えるようだ。
モミィも雪を見て興奮し、「雪さ~ん、もっともっと降ってちょうだ~い」
と、外に出て、スコップで雪をすくってバケツに入れたり、大はしゃぎだった。
2月11日。 わが家のベランダで。 近所の家々の屋根は純白に覆われた。
藤井寺ではきわめて珍しい光景である。
僕は寒いのが大の苦手である。
スイセンを見に行った時は、ひょっとしてこのままの陽気が続くかも、
と、心ひそかに期待していたが、やっぱり無理な望みであった。
今日もまた雪が降るかも … という大阪の予報だ。
♪ 春よ来い 早く来い … と、つい口ずさんでしまう。