僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モミィの春休み そして年長さんへ

2011年04月24日 | モミィの成長日記

3月に、モミィが幼稚園の年少組を修了した。

去年9月から、わが家から幼稚園に通い始めたモミィは、冬休みを挟む7ヶ月の間、風邪で高熱を出した時以外は、一日も休むことなく、いつも機嫌よく幼稚園へ行った。そして3月24日、年少組の終業式の日に、修了証書をもらって帰ってきた。


       
        7ヶ月間、よ~くがんばりましたね。

 

              

春休みに入り、4月1日から1泊で和歌山県の白浜温泉へ行った。

思えばちょうど2年前の4月1日。 僕が定年退職をした次の日だった。区切りの意味合いもあって、モミィと妻と3人で白浜へ行った。あぁ、今日からもう勤めに出なくてもいいのか…と、ホテルの部屋の窓から、海岸に咲き満ちた桜を眺めながら、そう思った。

今回は、さしづめ、モミィの幼稚園年少組修了記念の小旅行である。

白浜にはワールドアドベンチャーという施設があり、8頭のパンダがいる。折しも東京上野動物園に2頭のパンダがやってきて話題を呼んでいるけれど、8頭もの数多くのパンダが、なんでこの白浜にいるのか、よくわからない。

モミィも、ここでパンダを見たことはあるのだが、その時はまだ小さくて、何の記憶もないようなので、今回、また見に行くことにした。

 

     
             白浜の名所、千畳敷で。 

        

   
パンダは、ポカポカ陽気に気持ち良さそうにお昼寝? あるいはお疲れ?    

  

      
    パンダより、ペンギンパレードの方が盛り上がりました。



4月8日は幼稚園の始業式。 

モミィの年長組の生活の始まりだ。降園時間に園まで迎えに行ったが、その日は保護者も保育室に入った。新しい担任の先生から保護者にあいさつがあった。そのあと、園長先生も新任だったので、同じくあいさつがあった。園長先生は、「30年ほど前に、この幼稚園で教えたことがあります」と、しきりに、懐かしんでおられたのが印象に残った。

帰宅して、妻にそのことを言うと、妻はモミィが持ち帰ったプリントを広げ、新任の園長先生の姓名を見て、「あ、これ、武〇先生じゃない?」 と言った。結婚されて姓は変わっていたが、妻は名前のほうでわかったようである。

新しい園長先生は、かつて、うちの息子たちを教えた先生だったのだ。

妻が当時の卒園記念アルバムを出してきて、写真を見せてくれた。

翌日、モミィを送って行った時、門の前に園長先生が立っておられたので、
「武〇先生…ですよね?」 と話しかけると、
いきなり旧姓で呼ばれて驚いた表情で、僕をまじまじと見つめながら、
「はい、そうですけど。 あなたは、ひょっとして?」 
と目が輝き始めた。
「先生に教えてもらった」と僕が言いかけると、
「えぇっ! そうなのっ。あなた、私の教え子ちゃん?」 
「いえいえ、僕じゃなくて、僕の息子が先生に教えてもらったのです」
「あ、そうですか…。なるほどね」

と、まあ、一部に作り話が入っていますが(笑)、そんな会話を交わしました。

             

次の週の月曜日、4月11日は、保育が終わってから保護者主催のお花見会が行われた。

近くに古墳公園があり、満開の桜の花の下で、保護者と園児たちがお弁当を広げる。園児のママたちはそれぞれのグループでシートに座り、おしゃべりを楽しんでいる。み~んな、園児のママである。 男の姿は、僕のほか、どこにも見当たらない。子どもたちはお弁当が終わると、元気にそのへんを走り回って遊んでいる。

モミィも、食べ終わると、僕から離れ、友だちと遊びに行ってしまう。 とほほ。ママたちのグループの横で、一人ポツンと座って、桜を眺めている僕なのであった。 

                                                         

酒もなく、話し相手もいないお花見なんて、何が楽しいのか。な~んて思いながら、ママたちのおしゃべりの横で、一人あくびをかみ殺す。

あんまり退屈なので、知り合いの女性に、メールで、「園児のママたちの横で、ビールも何もないお花見です」 と送ったら、
「ギャルママに囲まれ、ビールなんてあろうものなら、完全に出来上がってしまいますがな~」 
との返事が来た。

むふふ、とうつむいて笑っていると、ママの一人が僕のところへやってきて、
「コーヒー、いかがですか…?」 
と言ってくれた。

ひとりポツンと座っているので、気をつかっていただいたようである。

「あ、ありがとうございます」 と僕は丁寧にお礼を言い、
「ビールならもっとうれしいのですけど」 とジョークを飛ばそうと思ったけど、さすがに、この雰囲気の中では、それを口に出す勇気はなかった。

 

 

 

 

コメント (2)
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