ウフィツィ美術館は、イタリアルネサンス絵画で有名な美術館で、
近代式の美術館としては、ヨーロッパ最古のものの一つだそうだ。
イタリア国内の美術館でも、収蔵品の質、量ともに最大だという。
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館で
古代ギリシアや古代ローマ時代の彫刻から、
ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、ラファエロらの絵画を中心に、
展示物は約2,500点にのぼる…とガイドブックに書かれていた。
で、僕はこういう「世界の絵画」というものに詳しいのかというと、
そうでもない。これまでの海外旅行先には有名な美術館も多かった。
そこへ入っても、ほとんどの人が知っているような絵しか知らない…
…という程度だということを、念のため申し上げておきたいわけで。
でも、絵画を鑑賞すること自体は、とても好きです~
さてウフィツィ美術館の中は、夕方だったせいか、人も少なくなっていた。
建物の3階に美術館があり、長い廊下に出る。
その廊下に沿って、展示室が並んでいた。
美術館に入ったところに、古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻が並び、
そして展示室が続いているのだけれど、第1室から第40数室まである。
前半が早期ルネサンス、中盤が盛期ルネサンス、後半が後期ルネサンス…
という具合になっているそうである。
その中に「ボッティチェリの部屋」というのがあって、
そこでお目当ての「ヴィーナスの誕生」を見たときは、
やはり、昔からその写真を見てきただけに、感慨深かった。
他にボッティチェリの作品は、現在東京で開かれている展覧会で、
目玉作品となっている「アペレスの誹謗」をはじめ、いろいろあった。
「アペレスの誹謗」(ラ・カルンニア)
「春」(プリマヴェーラ)
ボッティチェリでは「ヴィーナスの誕生」と並ぶ有名な作品です。
「柘榴の聖母」
「東方三博士の礼拝」
ボッティチェリ初期の傑作と言われています。
もちろん、ボッティチェリの作品以外にも注目すべき絵は多くあります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」。
聖母マリアが、神の子イエスを宿したことを、
天使ガブリエルから告知される有名な絵ですね。
ところで、レオナルド・ダ・ヴィンチが
フィレンツェの生まれとだったは…
この旅行で初めて知ったことでした。
「キリストの洗礼」
ダ・ヴィンチと ヴェロッキオの合作と言われています。
そのほかにも、ウフィツィ美術館で必見…と言われる作品は…
ミケランジェロの「聖家族」
ラファエロの「ひわの聖母」
ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」
などがあります。
僕がもう少し絵画に造詣が深ければ、
もっと詳しくご紹介できたのですが、
これが精一杯です。あしからず。
…というわけで、ウフィツィ美術館を出たら、
外はすっかり暗くなっていました。
( 2005年 <平成17年> 1月 )
ちなみに、この年の10月にモミィが誕生しました。
「ヴィーナスの誕生」です…なんちゃって。
(いくらなんでも、言い過ぎでっせ)