最近、体調がイマイチだったりして、
万事に、気力、やる気が、衰えてきている。
で、このごろは、だらだらとテレビを見る時間、
特に、ワイドショーを見る時間が増えた。
前回のブログでは石田純一の騒動の話を書いたけれど、
(結局「不信のとき」の再放送は中止のままだ)
ワイドショーの話題は尽きないんだなぁ…
と、妙に感心しながら、見たりする。
世の中を揺るがすような大きな出来事から、
個人的なスキャンダルまで、ホント、さまざまである。
その中のひとつに、長野県の善光寺のトップである
「大勧進」住職の小松という貫主(かんす)が、
女性職員にセクハラや差別的発言をしたとして、
傘下のお寺や信徒の団体から辞任を迫られている…
という騒動が、数日前に仰々しく報じられていた。
長野県の善光寺といえば、チョー有名なお寺である。
そこの一番えらい人が、小松という方なんだそうだ。
このえらいお方は、なんでも「生き仏」と呼ばれていたという。
まあ、テレビの世界では、何かが起きてから、急に、
こういう煽り言葉を創作(捏造?)したりするので、
実際に以前からそう呼ばれていたかは、疑わしい。
しかし善光寺ほどのお寺のトップとなれば、
たいへん徳の高いお方なのだろうと、誰もが思う。
つまり、男の中の男…という表現を借りれば、
坊さんの中の坊さん…ということになるのだろう。
(なんだ、それは?)
その「生き仏」様が、お寺のまかないなどの仕事をしている
複数の女性に、セクハラや差別発言をしたとされるのである。
まあ、ちょっと、びっくりする話ではある。
ニュースの記事をそのまま引用すれば…
関係者によると、小松貫主は60代女性職員について
「やくざの女で入れ墨があった」
などと差別的な発言を周囲にしたほか、
別の一人暮らしの女性職員にも、
「一人でいて、寂しくないか?」
などとセクハラまがいの言動もあったという。
女性に対しての不当な人事異動も行われたとしている。
…というようなことである。
書き忘れたが、この「生き仏」様のお年は82歳である。
このことがテレビで報じられてからしばらく経って、
数日前、小松貫主が初めてマスコミの取材に応じ、
「全くの事実無根で、辞任の意思はない」
「それらの女性とは会ったこともない」
「会ったこともないのに、しゃべるはずがない」
などと言って「潔白」を主張された。
でもなぁ、と思う。
根も葉もないことが、こんなニュースになるか?
事実無根だったら、即刻名誉毀損で訴えなければならない。
小松貫主の弁明に対して、当の女性たちは、
「会ったこともないなんて、とんでもないウソ」
と、激しく憤っていた。
そうだよね。
この女性の人たちが、ありもしないことを言うはずないし…。
「生き仏」様が、たぶん、とぼけていらっしゃるのだろう。
で、そのことが一昨日のテレビで流れたのであるが…
昨日になって、東京都知事選が告示されたことや、
天皇陛下が「生前退位」のご意向を示されたこと、
…などの大ニュースの陰に隠れて、報道は途切れた。
(「生き仏」様にとっては、幸いなことだったのかも)
これで、このセクハラ報道は終るのかどうか知らないが、
マスコミでは…
日本屈指の古刹(こさつ)を舞台にした泥仕合の結末は?
などと、今後の成り行きには、いちおう注目しているところだ。
さて、話は変わって、この「日本屈指の古刹」
と言われる善光寺のことですが…。
善光寺といえば…
今回、話題に上がった信州の善光寺が
これはもう圧倒的に有名なわけですが、
善光寺のホームページを見てみますと、
「善光寺」を正式な寺名とする寺院は、
全国に100ヵ所以上あるということです。
その、全国に数多くある善光寺の中で、
一番最初にできたお寺が…
わが町・藤井寺市にあるのです。
実はそのことが言いたくて、
ここまで引き延ばしてきました(笑)
わが家から駅へ行くまでの道沿いにあり、
僕も、もう何十年も、このお寺の前を通っています。
リュックを担いだ年配の方たちもよくここを訪れており、
知る人ぞ知る…の観光スポットにもなっています。
ということで、
わが家から自転車で数分のところにある
「日本最初の善光寺」の写真を載せて、終ります。
藤井寺市の善光寺(7月13日撮影)。
「日本最初」という言葉が刻まれています。
一体の阿弥陀如来像を三日三晩念仏を唱え、
二体にし、長野県の善光寺と分け合った…
…という伝説が残っています。
それがどうしたん?
って言われそうな話ですけどね。