僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

紀州のドンファン 続き

2018年06月07日 | ニュース・時事

紀州のドンファン事件はさまざまな憶測を呼んでいる。まず自殺説ですが、これは生前の本人の性格からしてあり得ないし、覚せい剤を入手するということも考えられない、という複数の証言があり、やはり殺人事件なんでしょうかね。一応それを前提に話を進めていきます。

この事件に関する今朝のニュースでは、男性の死因は「急性覚せい剤中毒」だったということと、朝から事件のあった家に警察が入って家宅捜索をしていること、そして庭に埋葬されていた愛犬「イブちゃん」の死体を掘り出した、というようなことが報じられています。最近死んだ愛犬が、死ぬときにもがき苦しんでいたという情報から、覚せい剤と何か関係があるのではないか、ということらしいです。覚せい剤を多量に飲まされたら人間でも、もがき苦しむそうなので、そのあたりの捜査なのかも知れません。

さて、
昨日、みゆきさんとyukariさんからいただいたコメントに、犯人は55歳下の妻と共謀者であろう、と書かれていたことで「迷探偵のん」は気付いたのです。

な~るほど、そうか。これまでは、当時家にいたのは、男性の他には妻と家政婦の2人だけ。外部から侵入するのは、38カ所にも及ぶ防犯カメラもあって、ほぼ不可能だと言われていました。しかし、もし、妻が共謀者を外部から侵入させようと思えば、妻は防犯カメラがどこにあるかは全部知っているはずだから、カメラに映らない場所から室内に入らせることができた、ということでしょうか。

それなら「第三者が侵入しようとしても防犯カメラがあるから無理」という仮説も崩れてしまいます。

そ~か。妻が手引きをして、男を室内に入れ、男は何らかの方法で覚せい剤を使って紀州のドンファンを殺害したということなのか。で、家政婦もそれに加担したのか、本当に何も知らなかったのか、そこはまだわかりませんけど、でもまぁ、全然知らないというのも、少し不自然なような気がしますが。

今日の報道では、多量の覚せい剤を飲むと30分ぐらいで症状が出て、バタバタともがき苦しみ、1時間から3時間ぐらいで死ぬ、という専門家の説明がありました。とすると、家政婦の話によると、当日ドンファン氏は午後6時頃に一人で2階に上がり、8時頃に2階でドンドンという音がして、10時半頃に妻や家政婦が上がって行ったら亡くなっていた、ということだったので、そのドンドンという音が覚せい剤でもがき苦しんでいた音なのか、とも思われます。ちなみに死亡推定時刻は午後9時頃だということです。つまり、2階へ上がった午後6時から、ドンドンと音がした8時、そして死んだと推定される9時までの間に何が起きたのか、ということになりますよね。

当初は真相はすぐに解明されるだろうと思っていたのですが、謎が多くて難しいですね~。さてさて、これは案外、世間が思っている以上に緻密に計算され、完全犯罪を狙った犯行なのかもしれません。

そんなことで、「美女を抱くため」に巨万の富を築き上げた男が、人生の終盤になっても若い美女との結婚を成し遂げたが、その妻の策略(?)でお金のために殺される、という何とも皮肉な人生の結末を迎えることになってしまった。

いずれにしても、男性が殺されたのは「お金のため」であることに違いない。

みゆきさんもおっしゃっていたように、お金って本当に怖いなと思います。

ところで、
最近テレビで見た「後妻業の女」という映画でも、その、お金の怖さというものを強烈に見せつけられました。

ご覧になった方も多いと思いますが、主人公は大竹しのぶ。独身の高齢者で多額の財産があり、しかも持病があるという男と結婚しては相手を死に至らせ、遺産を相続する、ということを重ねていく女の話です。今回のドンファン事件も、なんだかこの映画を思い起こさせます。

ちなみに、この映画の中で、年老いた夫・津川雅彦がある日、脳梗塞を起こして意識不明の重体になるシーンがあります。彼には不整脈の持病があり、血液をサラサラにするワーファリンを飲んでいました。これ、僕と全く一緒です!

その薬を、妻の大竹しのぶがこっそり胃薬と取り換えていました。それとは気付かずに夫はその薬の服用を続けていたことで、血流が悪くなり、ついに脳梗塞になってしまうのです(ワーファリンの錠剤包装と胃薬のそれと間違うはずはないと思うんだけどな。ま、いいか)。

このシーンを見て、う~む。僕もワーファリンはきちんと飲まなければなぁ、と、改めて思ったものです。映画とはゼンゼン関係ありませんけど。

ともあれ「紀州のドンファン」はこんな形で最期を遂げたのですが、それまでさんざん好き放題なことをしてきたんだからねぇ。身から出たサビじゃん、という感想を持たれる人も多いかも。実際、庶民感覚からあまりにも離れすぎているので、彼に同情したり気の毒にと思ったりする人はあまりいないだろうな、と勝手に想像しています。僕もその一人ですけどね。

こういうことを言うのもナンですが、他人の幸せにはあまり関心がなくても、他人の不幸には大いに関心がある、というのが正直な気持です。スミマセン。

 

 

 

 

コメント (4)
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