数日前、千葉県の八街(やちまた)市で、トラックが下校中の小学生の列に突っ込んだというニュースに大きな衝撃を受けた。児童2人が死亡、1人が重体で2人が重傷を負ったという。亡くなられた児童の親御さんたちの心情を察すると、いたたまれない気持ちになります。
しかも逮捕されたトラック運転手(60歳)は酒を飲んでいた。
酒を飲んでトラックを運転し、人を轢く…。
これを「交通事故」というのか?
子どもさんたちの命は二度と戻らない。
極めて悪質な運転で人を死なせた場合、危険運転致死傷罪という法律が適用されるそうだけど、今回のケースはもう「事故」を通り越している。
朝日新聞の「天声人語」では、「交通殺人」という言葉を使ってもいいのではないか、という意見が述べられていたが、全く同感です。
危険運転致死傷罪とかなんとか言っている場合じゃない。
酒を飲んだら頭もふわーんとなり、反射神経も鈍るのが当たり前。そのあとトラックを運転をするのをわかっていながら酒を飲み、今回のように電柱に激突し、その勢いで子供たちの列に突っ込んで尊い命を奪ったというのは、犯罪以外の何ものでもないでしょう。
僕が被害を受けた児童の肉親だったら、「この子はこいつに殺された」と思いますよ、絶対に。
だから殺人。
交通殺人です。
こんなことで命を絶たれた子供さんたちが気の毒でなりません。
これからこういう悪質な事故…ではなく「事件」が起きたら、マスコミも「殺人」という言葉を使ってもいいのではないかと思います。