今日の午後6時過ぎから、サッカーのワールドカップ・アジア最終予選があるというので、昨日までワクワクしながらこの日を待った。
日本対オーストラリアで、場所はアウェーのシドニー。
この試合に勝てば、日本はワールドカップに出場が決まるという大一番だ。
アウェーなのでちょっと不利だけど、絶対に負けられない戦いである。
テレビの前で声援を送ろう、と楽しみにしていたのに…
それが今日になって朝の新聞のテレビ欄を見ると、どこのチャンネルにも午後6時過ぎからのサッカー中継が載っていない。
地上波でも、BSでも放送がない。
「うそっ。なんで?」
わけがわからないままスマホで調べてみたら、その理由がわかった。
DAZN(ダゾーン)という有料会員専用の映像配信サービス社が独占してネット配信する、ということだった。放映権料が以前より桁違いに高くなり、従来のテレビ局では獲得できなかったというのがその理由だそうだ。
しかしねぇ。4年に一度のワールドカップに日本が出場できるかどうかという大事な大事な試合で、サッカーファンならずともぜひ見てみたい一戦だ。それがテレビで見られないなんて、悲し過ぎますよね。
何なのだDAZN(ダゾーン)って?
ガッカリしたけど、まあ、そう決まったことなら仕方がない。
パソコンを開け「サッカー日本代表速報」で検索したら、出てきた。
オーストラリア 0・0 日本
前半5分
という感じで、試合の経過がわかり「前半11分・前半12分」と1分ずつ更新されていく。
試合を見ることはできないが、少なくとも得点の動きは分かるので、僕はパソコン画面をそのままにして、じっと時間が経つのを待った。そして前半は0対0で終了し、試合は後半に入った。まだ0対0が続いていた。
もしこのまま引き分けで終わったら、日本は最終のベトナム戦で勝つか引き分けたらW杯への出場が決まる。だから、今日は引き分けでも悪くはない。
0対0で引き分けてもいいから、絶対に点を取られないで!
試合は後半15分、30分、40分と時間が過ぎていく。
「よし、残りあと5分…、あと2分」
そして、後半45分になったその時だった。
画面がピクッと動き、「0対0」が「0対1」になった。
日本に1点が入ったのだ!
「えっ?」
思いもよらなかった土壇場での日本の得点に、
「ぎょぎょぎょぎょ~!」だった。
さあ、
後半46分、47分、48分と時間が経過していく。
ロスタイムが何分あるかわからない。
はやく試合終了になってくれ~
すると後半49分に、日本はなんと2点目を取ったのだった。
そしてほぼ同時に試合終了!
これで日本は7大会連続7回目のW杯出場が決まりました。
よかった、よかった。
しかし、こんな劇的なシーンをテレビで生で見られなかったのは残念。
この目で見たかったのになぁ。返す返すも残念でした。
まさか11月~12月にカタールで行われるW杯本番も、ナントカの有料ネット配信でしか見られない、なんてことはないでしょうね。
いやいや、わかりまへんで。油断は禁物。
時代もどんどん変わってきていますからね~