昨日の午前11時20分から、NHKテレビの特別番組で、聖火到着を祝う式典の様子が生中継されていました。場所は東日本大震災の被災地、宮城県の東松島市にある航空自衛隊松島基地というところ。
折からビュービューと吹き荒れる強風の中で、しかも風を遮るものは何もないところなので、じっと立ち続けている関係者の人たちの髪や衣服がパタパタと激しく揺れていました。皆さん、寒かったでしょうね。
そんな強風の中、柔道の野村さんとレスリングの吉田さんが、飛行機のタラップを上って聖火がともるランタンを受け取りました。
そのあと、大会組織委員会の会長である森元総理がマイクの前で挨拶をしたのですが、手に持っていた原稿も強風にあおられてクシャクシャになりかけたり、森会長も読みにくそうでした。そして途中でついに原稿が風でビリっと破れちゃいました。その瞬間、森会長も「破れちゃったよ」と思わず隣にいた人につぶやいたのがマイクを通じて聞えました。
でも、ある部分は原稿を見ないで話したり、2つに破れた原稿を寄せて読んだりしながら、なんとか挨拶は終わりました。
また、橋本聖子五輪相や萩生田光一文部科学相らは、強風で東北新幹線がストップし、約1時間半車内に「缶詰状態」となり、式典に大幅に遅刻するハプニングもあったそうで。
それと、セレモニーでブルーインパルスが空の上に描いた五輪のシンボルマークも、強風で形ははっきりしないままで、そのあとすぐに風に流されて形が崩れてしまった。僕が高校1年生だった時に見た64年東京五輪の開会式以来、50数年ぶりに青空に拡がる5つの輪の光景を、再び見られると楽しみにしていたのに、これはとても残念でした。
雲の上のほうにチラッと輪が見えたが、
すぐに風に流されて、崩れてしまった。
せっかくの式典だったのに、
何でこんな日に限って強風が吹き荒れたのでしょうね。
もしかして、
東京五輪の7月の開催が、この強風で吹き飛ばされてしまうのか?
あるいは、逆に、
延期や中止への流れや声を、この強風で吹き飛ばしてしまうのか?
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