数日前、
奈良県の生駒市を流れる竜田川の水が緑に変色した…
というニュースを見ました。
そして奈良県などがこの竜田川をさかのぼって調べたところ、上流の川で赤い粉末が川の護岸に付着しており、この粉末が川の水に溶けて緑に変色した、ということが報じられました。誰が何のためにこんなことをしたのかわかりませんが、まぁ、人々の健康には害がないということなので一段落。
それにしても、あまり聞いたことのないようなニュースでしたね。
緑色に染まった竜田川。
ところで、この竜田川(たつたがわ)と聞けば、まず頭に思い浮かぶのが百人一首の「ちはやふる」ですよね。
ちはやふる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは
という有名な和歌です。
広瀬すず主演の映画にもなったし、落語にもなっています。
ということですが…
僕は「百人一首」は、いちおう全部暗記しています。
9年前にこのブログで、
「秘伝! 百人一首暗記術」というのを書いているので、関心のある方はお読みください(全然面白くありませんけどね)。
そこで…
この緑色に変色した川が竜田川だったというニュースで「ちはやふる」を思い出したわけですが、この和歌を詠んだのは在原業平(ありわらのなりひら)なんですよね。有名な歌人ですね~
で、広辞苑を引用すれば、在原業平は、
「平安初期の歌人、六歌仙・三十六歌仙の一人」とあります。
そしてそして、ここで言いたいことは…
この有名な歌人は、なんと「阿保親王」の子なんですね。
あの「阿保親王」です!
前々回のブログで、「アホちゃいまんねんアオでんねん」という話を書きましたが、そこで、僕が勤めていた松原市に「阿保」という地名がある、というのをテーマにしました。そしてその「阿保の」地名の由来が、平城天皇の子・阿保親王が現在の松原市の地に住んでおられたから、ということも書きました。
それを書いた数日後に、僕の好きな百人一首の、中でも有名な「ちはやふる」に出てくる竜田川の水が「緑色に変色した」というニュースが流れたので、ビックリした次第です。
この「ちはやふる」の作者・在原業平の父親が、阿保親王だったのですからね~
というお話でした。
まぁ、それだけのことですけど(笑)。
ところで、先ほど、このブログを書く前に「阿保親王」を確認しようと思って広辞苑の電子辞書で「アボ」とまで打ったら、画面に、
「アボカド」って、出てきました。
阿保親王とアボカドは親戚と違うやろ。
…はい。
苦しいオチで申し訳ありません。
では、天候不順のうえ猛暑の毎日ですが、みなさま、良い週末を!
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