お母ちゃんの徒然 ときどき絵手紙

日々の事を自然体で綴ってみたい。

みんな元気 2009年作品 米・伊合作 ロバート・デ・二ーロ

2012年01月16日 | DVD.映画


深夜シネマ録画であるがたまに秀作に出会うとじんわり、UPをと力が入る、自分の世界へ
1990年、伊映画、マルチェロ・マストロャン二で撮られているリメイク盤であるが
マルチェロの作品を観てないのがむしろよかったかもと、どうしてもリメイク盤になると二番煎じで最初の作品がよくなるのです、リメイクはリメイクの観かたをしてしまう
この作品は、米・伊合作 ロバート・デ・二ーロでなかなかしんみりとよかったな

主人公父親フランク、ロバート・デ・二ーロは4人の子供に召集をかけるが子供達は
それぞれの立場、忙しさでなかなか家族揃っての団欒を過ごす事ができない
フランクは妻を亡くし子供達との再会を楽しみに準備もするが誰一人と子供達は
来てくれないのです、それで持病の薬持参で自分がアメリカ国中に散らばっている
子供達を訪ねようと汽車、バスの旅を試みるのです

子育ては妻にまかせっきりのフランクではあったが、子供には期待があった
交響楽団の指揮者、絵描き、ダンサー、幸せな家庭の主婦そう思い込んでの
旅であったが、現実はそうではなかったことを静かに感じとるフランクであった
見栄張りの生活をしていてもやはり初老のフランクには現実の子供達の姿が垣間見られる
汽車に乗ると車窓の電信柱と電線がやたら写る、そして子供達の囁き声が聞こえる脚本
「パパには絶対に話せないわよ」画家志望だった息子の事を囁く
息子の絵が自慢であったフランク、ENDに画廊の倉庫にあった息子の描いた絵にめぐり合う設定

若い時にこのような映画を観ても感じるものが薄っぺらいでしょう
この歳になり、子供が孫つれて食事に来たり、遠く住む娘を訪ねたりの母親の生活を
しているからこそ感じるものがある
子育ての若かりし頃子供に期待もあったし、憧れもあったものだ
この映画を観ると、子供にはそのままの姿が親の期待で良いではないか
指揮者でなくとも、楽団の太鼓叩きだっていいではないかと

フランクは子供達の個々を静かに受け入れ老いの年輪を重ねていく

日本の劇場未公開作品

深夜シネマ、観ごたえありの作品がありますね 

久々に遠くの娘へTELする





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