あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

毒蛇?

2019年09月15日 | 日記

 

朝、勝手口のドアを開けて娘が「来て!」と叫ぶ。

行ってみると、栗の木の下の草むらに三毛子がいた。

「ヘビを三毛子が狙ってる。あのヘビは毒を持ってるんじゃないの?」

娘が言う。

三毛子の視線の先を見るとたしかにヘビがいた。

体に鮮やかな赤い色が混じっている。マムシじゃないと思った。

この辺りで毒蛇と言えば、私はマムシしか知らなかった。

「毒蛇じゃないから大丈夫。」と言って部屋に戻り念のためネット検索。

「ヤマカガシ」であることがすぐ判明。

ヤマカガシは毒蛇でマムシ以上に猛毒を持っていて、咬まれたら

すぐ救急車を呼んで病院へ行き血清療法を受ける必要がある。

しかし、そういう事があまりないので血清を置いていない病院が

多いというような事が書かれていた。

これは大変だ。放っておいたら三毛子が咬まれてしまう。

それにこれから栗の収穫時期。栗拾いに行って夫が咬まれでもしたら・・・。

(朝寝の夫はまだ起きてこない)

これは私が退治するしかない!しかし、嫌だなあ。

田舎育ちだけど、人生このかた、この手でヘビを殺したことは無い。

娘は虫も殺せず、小学校の魚釣り大会では、「魚がかわいそう」と言って

全く釣りをせず帰って来たほど命に関して繊細な面がある。

「殺したらダメ。殺さないで!」と娘は私を制止する。

「見ないで、家の中に入りなさい!」と悲壮な決心をした私。

どうやって退治すればよいだろう。

三毛子や夫の命を守るため、私が退治するしかない!

近くに夫が農作業で使う鍬(くわ)が置いてあった。

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いざとなったら女は(も)強い。

ごめんね。ヤマカガシさん。

人生初の蛇退治。

後味が悪い。