渋谷すばる様。
お誕生日、おめでとうございます。
33歳。
ここから、またどれだけ君が羽ばたいていくのか。
楽しみな1年になりそうです。
願って願って願って、
不意に叶った、その一瞬を。
この目に焼き付けられないことが、今、一番悔しくて仕方ないけれど。
君はいつも。
その場にいない人にまで向けて。
声を、
心を、
飛ばすように歌うことを知っているから。
心静かに受け取るために。
待っているのも私の役目なのかな、と。
そんなふうに言い聞かせながら。
たったひとり。
「歌」好きな人が集まるその場所で。
君がどれだけ「渋谷すばる」を見せつけられるか、
魅せられるか。
不安、なんじゃない。
心配、でもない。
自信がない、わけでもない。
ただ、フラットでいられない私がいて。
少しだけ、自嘲する。
「歌う」君がいたから。
ここまで。
私は生きてきました。
それは、おおげさでもなんでもなくて。
あの夜。
あの瞬間に。
君の声を思い出さなければ。
あのまま。
私は、あの鈍い銀色に切り刻まれていたのかもしれないと思うから。
歌う君が、好きです。
ずっと。
歌う君を、見ていたい。
君の歌に、触れていたい。
それさえあったら。
私はこの先、もう少し、頑張っていける気がする。
「歌うこと」に貪欲でいてください。
「歌うこと」に真摯でいてください。
君というフィルターを通して、
聴き馴染んだ歌が違う顔を見せてくれる瞬間を。
これから、もっと。
聴けたら。
新しい歌を、
君がどんなふうに聞かせてくれるのかを、
わくわくしながら待ってるのも。
ひとつひとつが。
生きていく糧になるから。
「渋谷すばる」が好きです。
どのように変わっていっても。
あるいは変わらなくても。
どこへたどりついても
たどりつかなくても。
ずっと君を見ていたい。
愛させてください。
愛していてもいい、と。
思わせていてください。
今。
君に出会えたことに。
何か意味があるのだとしたら。
君に。
生まれてきてくれて、ありがとう。って。
伝えることなんだと。
家族ではない、誰かの誕生日を。
これほど祝える日があるなんて。
思いもしなかったのだから。
お誕生日、おめでとう。
届きますか?
届いていますか?
ありったけの愛を、君へ。
もうこれ以上にないくらい、私は十分に年を取っていて、
今のままでも十分に、おばさんだけれど。
一緒に。
年を重ねていけたら、素敵ね。
君がカッコいいおじさんになって、おじいさんになって。
歌って歌って、歌い続けて。
そしたら私は。
ここではないどこかからでも。
君に伝える。
「君が好きだよ。歌って生きてくれて、ありがとう」