逢いたくて、
声を聞きたくて、
笑顔のキミに、触れたくて。
閉じ込めた想いの深さに、涙が出ます。
せつなさを抱きしめて、
すばる君。
キミの言葉を、きちんとこの身に刻んだはずなのに。
私はまた、迷いの森に、深く踏み入ってしまった。
弱いわよね。
もう少し、オトナになれたら、いいのに。
「何、泣いてるん?」
「泣いてなんか、ないもん」
「ほんでも、声、震えてるやん」
「気のせいよ、なんでもないわ」
「大丈夫や」
「え?」
「大丈夫やから」
「何を・・・言ってる・・・」
「うん、ほんでも。大丈夫や」
「逢えないのに、何が大丈夫なの!」
「はは・・・。やっぱり、逢いたかったんや」
「・・・・そうよ、逢いたくて仕方ないわよ」
「逢うばっかりが、恋人なんとちゃうやん」
「逢えないと、不安で、心配なのよ」
「あほやな。何をそんなに・・・」
「分からないわ。ただ、不安なの。心配なの。寂しいの」
「忘れたんか? オレ、言うたはずやで。
逢えるときに逢うたらええって。
いっつも一緒におるばっかりが、恋人とちゃうって。
ムリしたら、続くもんも続かへんって。
お互いの途、ちゃんと歩いていこうやって」
「ええ。覚えてる、覚えてるわ。
だけど、もう、どうしようもなく、不安ばっかりが大きくなるの。
その理由は、なに?
私だけ、置いていかれる。いつかひとりになる。
あなただけ、先に行ってしまう・・・」
「オレの声、聞こえてるか?」
「今、聞こえてるわよ?」
「ちゃうわ、そうやなくて。
あのな。
今のオレらに必要なんは、感じる心なんとちゃうかなあ?」
「感じる・・・心?」
「どこにおっても、どんだけ離れとっても、
お互いの想いを感じ取る心。
おまえが、不安なんは、よう分かってる。
オレも不安やからな」
「あなたも・・・不安?」
「当たり前やん。寂しいんは、オレやって、一緒やで?」
「そんなこと・・・思いもしなかった・・・」
「せやから、オレ、歌うねん。
精一杯、歌って、笑って、
おまえの不安も、オレの寂しさも、全部、吹き飛ばしたるねん」
「・・・・・・」
「おまえに届けたいんやで?」
「・・・・・・」
「逢えたら・・・逢った時には、
おまえの欲しい言葉も、温もりも、全部、おまえを抱きしめて、与えたる。
せやけど、逢えんくても、
おまえを抱きしめるために、
オレは、
オレに出来ることを、背一杯、おまえに飛ばしたる」
「それが・・・」
「ああ。おまえに届けたる。
歌って、歌って、歌いきってやるから、
受け取ってくれるやろ?」
「ええ・・・」
「な? 大丈夫やんな?」
「ごめん、わがまま・・・だった・・・」
「いいや、こうして、一個一個、確かめていこうや。
お互いが思ってること、感じてること、
ちょっとずつ、摺り寄せて、時間かけて、
ふたりの、ふたりだけの約束ごと、創ってったらええやん。
それだけの時間は、たっぷりあるはずや」
「一生以上、一緒にいるから」
「せや。ちゃんと、わかってるやん」
すみません。
もう、どう、思い切っても、言葉が堂々巡りしてしまう・・・
あと少し、
もう少しだけ。
声を聞きたくて、
笑顔のキミに、触れたくて。
閉じ込めた想いの深さに、涙が出ます。
せつなさを抱きしめて、
すばる君。
キミの言葉を、きちんとこの身に刻んだはずなのに。
私はまた、迷いの森に、深く踏み入ってしまった。
弱いわよね。
もう少し、オトナになれたら、いいのに。
「何、泣いてるん?」
「泣いてなんか、ないもん」
「ほんでも、声、震えてるやん」
「気のせいよ、なんでもないわ」
「大丈夫や」
「え?」
「大丈夫やから」
「何を・・・言ってる・・・」
「うん、ほんでも。大丈夫や」
「逢えないのに、何が大丈夫なの!」
「はは・・・。やっぱり、逢いたかったんや」
「・・・・そうよ、逢いたくて仕方ないわよ」
「逢うばっかりが、恋人なんとちゃうやん」
「逢えないと、不安で、心配なのよ」
「あほやな。何をそんなに・・・」
「分からないわ。ただ、不安なの。心配なの。寂しいの」
「忘れたんか? オレ、言うたはずやで。
逢えるときに逢うたらええって。
いっつも一緒におるばっかりが、恋人とちゃうって。
ムリしたら、続くもんも続かへんって。
お互いの途、ちゃんと歩いていこうやって」
「ええ。覚えてる、覚えてるわ。
だけど、もう、どうしようもなく、不安ばっかりが大きくなるの。
その理由は、なに?
私だけ、置いていかれる。いつかひとりになる。
あなただけ、先に行ってしまう・・・」
「オレの声、聞こえてるか?」
「今、聞こえてるわよ?」
「ちゃうわ、そうやなくて。
あのな。
今のオレらに必要なんは、感じる心なんとちゃうかなあ?」
「感じる・・・心?」
「どこにおっても、どんだけ離れとっても、
お互いの想いを感じ取る心。
おまえが、不安なんは、よう分かってる。
オレも不安やからな」
「あなたも・・・不安?」
「当たり前やん。寂しいんは、オレやって、一緒やで?」
「そんなこと・・・思いもしなかった・・・」
「せやから、オレ、歌うねん。
精一杯、歌って、笑って、
おまえの不安も、オレの寂しさも、全部、吹き飛ばしたるねん」
「・・・・・・」
「おまえに届けたいんやで?」
「・・・・・・」
「逢えたら・・・逢った時には、
おまえの欲しい言葉も、温もりも、全部、おまえを抱きしめて、与えたる。
せやけど、逢えんくても、
おまえを抱きしめるために、
オレは、
オレに出来ることを、背一杯、おまえに飛ばしたる」
「それが・・・」
「ああ。おまえに届けたる。
歌って、歌って、歌いきってやるから、
受け取ってくれるやろ?」
「ええ・・・」
「な? 大丈夫やんな?」
「ごめん、わがまま・・・だった・・・」
「いいや、こうして、一個一個、確かめていこうや。
お互いが思ってること、感じてること、
ちょっとずつ、摺り寄せて、時間かけて、
ふたりの、ふたりだけの約束ごと、創ってったらええやん。
それだけの時間は、たっぷりあるはずや」
「一生以上、一緒にいるから」
「せや。ちゃんと、わかってるやん」
すみません。
もう、どう、思い切っても、言葉が堂々巡りしてしまう・・・
あと少し、
もう少しだけ。