★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

ショウブの花が咲いていました

2011-05-08 | 自然観察(植物)

※GWでネタが溜まっているので、今日も一気に書いています。他のエントリーもご覧くださいませ。

浮島つり場公園の赤どぶ池をのぞいてみたら、ショウブの花が咲いていました。
端午の節句に入る「菖蒲湯」に入れる葉や根です。
「ショウブ」というと、紫色などのきれいな花を咲かせる「ハナショウブ」を思い浮かべる方が多いですが、そもそも「ショウブ」はサトイモ科のこの植物のこと。
花といっても、花序が突き出ているだけで花びらもなく超地味です。



別角度から。
以前紹介したイ(グサ)と同じように、この花序までが茎で、これより上は苞葉。つまり葉っぱ。
でも、見分けが付きません。なので茎の途中に花序がついているように見えます。
よく見れば見るほどヘンな花ですね。

キショウブが咲いています

2011-05-08 | 自然観察(植物)

※GWでネタが溜まっているので、今日も一気に書いています。他のエントリーもご覧くださいませ。

水辺には、キショウブが咲いています。
黄色で大きな花なので、とても目立ちます。



拡大してみました。
花弁(花びら)が、ちょっと変わった形ですね。

紫色のハナショウブと並んで「水辺」というと思い浮かぶ花で人気がありますが、これも立派な帰化植物。
ヨーロッパ原産の花です。
やっぱり、元々は観賞用に持ち込まれたものが野に出て数を増やしています。
なので、きれいなんだけど、あまり増えてもらっても困るという花でもあります。

イの花が咲いていました

2011-05-08 | 自然観察(植物)

※GWでネタが溜まっているので、今日も一気に書いています。他のエントリーもご覧くださいませ。

生き物の名前の中で、一番短い名前である「イ」。
なんじゃそりゃ、な名前ですが標準和名です。イグサのことなんですけどね。栽培したものを畳表に使います。日本人にとっては、もっともなじみのある植物の1つです。

その花が咲いていました。



茎の途中に咲いているように見えますが、茎は花のところまで。
花から上は苞葉という葉です。見た目は同じですけどね。

別名「トウシンソウ」とも言います。
和ろうそくの芯にするそうです。
ナンキンハゼが近くにあるし、秋にろうそくを作ってみようかな。

シュッコンバーベナが咲きだしました

2011-05-08 | 自然観察(植物)

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クマツヅラ科の帰化植物、シュッコンバーベナが咲きだしました。
名前や見た目のとおり、鑑賞目的で日本に持ってこられたのが野に逃げ出したものです。
夏にびっしりと咲くヤナギハナガサやアレチハナガサに先駆けて咲きだします。

1つ1つの花が大きいので、他のクマツヅラ科の花と比べて摘んで飾っても映える花ですね。

サワトラノオをじっくり観察

2011-05-08 | 自然観察(植物)

※GWでネタが溜まっているので、今日も一気に書いています。他のエントリーもご覧くださいませ。

浮島ヶ原自然公園の象徴の花、サワトラノオがたくさん咲いています。
木道沿いのものが咲いたので、じっくり観察してみました。

全体の花穂を見ると、白い花がまばらにつくのではなくて、らせん状についています。
花のつき方も、オカトラノオのようにびっしりではなく、またヌマトラノオのようにまばらでもありません。ちょうどいいバランスですね。



花を拡大してみました。
おしべの葯が紫色をしており、いいアクセントになっています。
近くで見ると、全体とは違った美しさがありますね。

葦原の中に、白い花が点々と咲く風景というのが、かつての日本の春の光景だったのだろうと思います。今では、ほぼこの風景は見られなくなってしまいました。
この風景を残していけるようにしていきたいです。
…でも、ヨシを刈る作業がけっこう大変ではありまして…。踏み込むと水が染み出るような所なので、もっぱら高枝切りハサミで作業していますが、腕がパンパンになります。
でも、誰かがやらなきゃ、ですね。