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ハラビロトンボをじっくり観察しました

2011-05-16 | 自然観察(昆虫)
先日も掲載した浮島ヶ原自然公園のハラビロトンボ。(こちらを参照

体が黒ずんだオスが出てきました。
まだ青白く粉を吹いていないので、濃い紺色か藍色といった感じの体色です。



そんなに警戒心はないようで、静かに近づくとじっくり観察できるトンボです。
そーっと近づくことが必要ですが。



光の当たり方によっては、漆黒のトンボのようにも見えます。
デジ一眼のモニターでは、黒でつぶれているんじゃないかと思うほどでした。



さらに前に回り込んでみました。
1回飛んでも、また同じ場所に戻ってくることが多いです。
縄張り意識の強いトンボですね。



アップにしてみました。
複眼の間(前額と呼ぶそうです)が、濃い金属的なブルーになるのがハラビロトンボの特徴です。
もし見かけたら、じっくり観察してみてください。



このハラビロトンボのオスたち、今は縄張り争いに忙しいです。
他のオスが近づくと、たちまち争いが始まります。
2匹一緒に急上昇したり、平行に飛んだりしながら体当たりをします。
近くで争っていると、翅と翅がぶつかる音が聞こえてくるほどです。

縄張りが決まると、オスはそのエリアに陣取り、メスが来るのを待つわけですね。
トンボの世界もなかなか大変そうです。