すっかり背丈が伸びた浮島ヶ原自然公園のヨシをかきわけると、ヒメナミキが咲いていました。
記録はあったものの、存在が確認されていませんでしたが、昨年木道脇で花を咲かせているのを再発見された植物です。
アップにするとこんな感じ。
小さな小さな花です。
シソ科なので、やっぱり唇形花です。
ヒメナミキは、静岡県版レッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)の植物。
「絶滅の危険が増大している種」というランクです。メダカと同じランクですね。
全国で見ると、23の都道府県で絶滅危惧とされ、特に四国では、ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種になっています。
目立たない花ですが、こんな絶滅に瀕している植物があるということを、もっと皆さんに知ってもらえればと思います。