★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

秋の実り

2009-10-12 | 自然観察(植物)
西臼塚の見つけもの。

りっぱなアケビの実がありました。とってもおいしそう。
普段は甘い種の周りを食べますが、東北の方では実全体を食べます。こちらはちょっと苦くて大人の味。


ミツバウツギの実。
特徴がある形です。


日に透かすと中に種があることがわかります。


サンショウバラには、トゲトゲの実。
実もバラっぽいですね。


こちらは、サンショウの実。
赤く色づいていました。
口にすると、ほんのり甘く…なんてことはなく、やっぱり「山椒」の味です。
「ピリリと辛い」なんてものじゃなく、「ジンジンと辛い」といった感じ。しばらく舌がしびれた感じでした。


マムシグサの実も赤く色づいています。
いい艶をしていますね。
枯れ葉色主体の林床では、この赤がひときわ目立っていました。


苔むした木には、びっしりとキノコが。
キノコの季節ですね。

このキノコではありませんが、ブナの枯れ木に生えていたブナハリタケをお昼にみそ汁にしていただきました。香りがあって美味しかったです。

森の地表や木の表面には。

2009-10-11 | 自然観察(生き物)
ザトウムシの仲間がたくさんいました。
「ムシ」と名前にありますが、足は4対ありますので「昆虫」ではありません。(この写真は足が取れてしまっており、足が6本になってしまっていますね)
分類としてはクモの仲間になります。


このザトウムシは、体が黒いですね。
ザトウムシには、いろいろな体色や大きさの種類があります。
普段は、昆虫などを捕まえて食べているようです。

公園でドングリを拾っていたら

2009-10-10 | 自然観察(哺乳類)
なにやら木からガサガサと音がするので、動きを止めて見ていると…


ニホンザルでした。
しかもまだ若いサルです。母ザルがいるのかと思って見回してみましたが、いない様子。どうやら1頭でこの公園に来たようです。
コナラやクヌギ、スダジイの木がたくさんあるので、そのドングリがお目当てできたようです。地面に落ちたドングリだけでなく、木の上のドングリも食べている様子でした。
もう夕方なので暗くなってきてしまい、なかなかピントが合わず…

時々、木の枝をジャンプして隣りの木へ移っていました。さすがに身軽です。
それにしても、車やトラックが近くを通っているのに動じません。


地面に下りて、川の方へ。
しばらく川を眺めていました。何を思っていたんでしょうね。


こちらも動物観察を何度もしていますから、いつものようにじっと動かずに座っていました。
そうしたら、自分の近くまで来てくれました。というか、近くにくるまで気が付いていなかったようで、ちょっとびっくりしていましたが逃げることなくまたエサを食べ始めました。

ここ最近、ニホンザルが山から下りてきているという話を聞いていましたが、海にも近いこの公園にまで下りてきているとは思いませんでした。
見ていると、そんなに人間を恐れてはいないようにも感じました。
以前、須津渓谷で群れに囲まれたことがありますが、こちらが静かにしていれば、そう危害を加えてくるわけではないように思います。

もうしばらく観察していたかったんですが、子どもたちの「サルだーっ!!!」の大声にびっくりして工場街に消えていきました。
さて、どこをねぐらにしているんでしょうかねぇ…。


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玄関を出たら

2009-10-09 | 自然観察(昆虫)
なにやら視線を感じるので、そちらを見てみると…



コカマキリが「何見てるんだよっ!」という顔で、こちらを見ていました。
茶色で名前の通り体が小さいカマキリですが、顔つきは立派なカマキリです。


しばらくカメラを持ち出して撮っていたら、面倒だからこいつからはとっとと逃げたほうがいいと思ったのか、動き出しました。
それでもレンズで追いかけていると…


「だから何でそんなにジロジロ見ているんだよっ!!」と、またにらまれてしまいました。

芝生の上で出会ったのは。

2009-10-08 | 自然観察(昆虫)
1匹のカマキリ。
メスのようで、大きな腹をしていました。
カメラを近づけると、こちらを見て
「何かご用かしら?」


「私、卵を産むのにいいところを探しているんだけど…」


「どこか良いところ知らない?」

うーん、そうですねぇ…
いい卵を産めるように、まずはバッタで腹ごしらえなんていかがですかね。

「あら、おいしそうね…って、これはススキじゃない!!」

お粗末様でした。

花にはハナアブたちが

2009-10-07 | 自然観察(昆虫)
秋で花が少ないですが、それでも咲いている花にはハナアブの仲間がたくさんやってきます。

まずは、タンポポにやってきていたヒラタアブ。
このヒラタアブはたくさん種類があるんですが、素人には外観で区別なんてできません。でも、この腹の模様は一番よく見かける模様ですね。


シロヨメナの花にも来ています。
「アブ」と名がつきますが、動物を刺すアブとは違ってハエに近い仲間です。
(英語では「Hoverfly」や「Flower fly」と呼び、人を刺すアブは「Horse fly」と呼んで区別します)

ミツバチもやってきますが、羽が4枚のハチに対して、ハナアブは2枚なので見分けられます。


こちらは、ちょっと種類の違うヒラタアブ。
黒が多いタイプ。


アザミにとまったところを横から。
こうして見ると、腹の下側は透明がかっているんですね。


大きなハナアブもいました。
毛深いためか、全身に花粉をつけています。

今の時期、残り少ない花を求めてハナアブたちが飛び回っています。
刺すことがないので、1つの株に何種類来ているか調べるのもおもしろそうですね。

様々な昆虫に出会いました

2009-10-06 | 自然観察(昆虫)
まずはおなじみイチモンジセセリ。
かなり近づいても、じっとしていました。かなり涼しかったからでしょうかね。


草地には、ミヤマフキバッタの1種。
翅が退化していて飛べません。だから地域によって変異が大きく、最近分類が見直されています。ただ、何種類に分かれるのかも定まらない状況なので、このバッタの正式な名前が確定するのは、かなり先になるかもしれません。
もっとも、交尾器の形で分類するようなので、見た目では同定できないかもしれませんね。
まぁ、フキバッタの仲間、としておけばいいのではないでしょうか。


オオセンチコガネもいました。赤銅色というか、虹色の輝きというか、そんな羽の色がとてもきれいな甲虫です。
でも食べるのは、動物の糞や死骸。森の掃除屋さんでもあります。
このギャップが面白いですね。

シシウドには

2009-10-05 | 自然観察(鳥)
キアゲハの幼虫がいました。
セリ科の植物が食草なので、シシウドにつくわけです。身の回りの植物だと、ニンジンなどにつくことが多いでしょうか。


若齢幼虫は、こんな色。
アゲハ類の幼虫は、小さい時にはこんな体色が多いです。
鳥のフンに擬態していると考えられています。


1つのシシウドに、大小様々な大きさの幼虫がいました。
終齢幼虫はサナギで越冬するとして、若齢幼虫は冬までに大きくなれるんでしょうかね?エサがそろそろ無くなってきていると思うんですが…。
このシシウドも、葉はすっかり無くなっていました。

西臼塚で観察会でした。

2009-10-04 | 自然観察(昆虫)
奇石博物館主催の自然観察会で富士山の西臼塚に行ってきました。
その時に観察した生き物について、紹介していきます。

まずは、西臼塚の山頂にいたアサギマダラ。
シロヨメナや、アザミに来ていました。


ふわふわとゆっくり飛んでいるので、じっくり観察できました。
素手でつかまえて観察できるぐらいでした。


薄いブルーの「浅葱色」がきれいです。
よくよく見ると、この青い部分はうっすらと透けているんですよね。