曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

Nikon Coolpix SQ with VSCO Cam @狭山

2015-02-16 22:01:00 | 写真
ニコンには、スイバル式、あるいはスイバル型というスタイルのコンデジがあった。レンズ部分と本体部分(モニターがあるほう)が分離していて、ひねってレンズ部の角度を変えられた。モニターを上から見て、レンズが前を向くようにして構えると、カメラを構えて何かを撮影しているようには見えない(たぶん)ので、街中のスナップとかには大変便利だった。隠し撮りとかそういうことではなく。

僕はこのスイバル式が非常に好きで、ニコンのCOOLPIX 990とSQ、2機のスイバル式を所有している。ソニーのサイバーショットU50は、持ってレジの列に並んだのだが、急に「今日はやめておこう」と引き返し、その後も結局買わなかった。超小型で乾電池駆動のスイバル式としては史上唯一の存在なので、今でもU50は凄い値段がついている。買っておけばよかった。

U50を買えなかった悔しさを晴らすために、最近SQを再就役させた。コンパクトさではSQも負けてはいない。多分画質も上である。単焦点のU50に対してズームだし。だが、バッテリーが専用充電池なのが不便だ。使っていないときの消費(いわゆるおもらし)が激しくて、1週間もほおっておくと警告が出る。


U50よりは高画質な気がするが、現代の水準で考えるとトイデジカメ並みである。低いISO感度でも粒子が荒れる。絵に奥行きがない。ダイナミックレンジが狭い。ハイライトが全く粘らない。腰だめで撮れるのは素晴らしいが、画質があまりにプアだ。トイデジ並みと書いたが、トイデジのような味わいや暖かみはないので、単に低画質なのである。撮影は楽しいのだが、帰ってきてPCで見ると、ほぼ100%残念な出来である。

何かいい運用方法はないかと考えていたある日、Instagramの投稿写真はVSCOで加工したものが多いという記事を読んだ。確かに、VSCOでいじると、平凡な写真でもイイ感じに見えることが多い。弄ってるときはそうでもないのだが、後で見ると、確かにフィルムの写真のような微妙なアナログ感がある。これで行けるんじゃないか?

というわけで、SQで撮ってPCに移し、DropBoxに上げてXperiaで落とし、VSCOで仕上げるという面倒くさい運用をやってみた。撮影地は狭山駅周辺。






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