
「光のお父さん計画」それは、僕が愛してやまないファイナルファンタジーXIVの世界へ父を誘い、正体を隠しながら壮大な冒険を共にする親孝行計画である。
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アバンで光生が剣道をしている。たぶんドラマ用の新エピソードだ。基本的にスポーツは得意じゃないらしい。やめたければやめろと言われて、じゃあやめると言う光生。諦めないことが大事だという本日のテーマに繋がる会話だった。
そしていきなりイフリート戦。ついに出たあの戦闘開始のやりとり。
「きりん!・・・セット!・・・ゴー!!」
「にゃんにゃんぷ~!」

きりんちゃんはタンク(壁役・盾役)なので、彼女の突撃から戦闘が始まる。以前は皆の準備が整う前に猪突猛進していたが、マイディーさんの合図まで動かないようにしつけられたらしい。
マイディーの台詞は予想以上にかっこいい。「ゴー!」と叫びながら腕を突き出すのも決まっている。きりんちゃんのは緊張感のカケラもない。予想通り。
FFXIの僕がいたLSは「行きます」「うい」「おk」みたいな感じだったな。普通だった。
僕はFFXIVをやってないのでよく分からないのだが、なにやら炎にやられて?お父さん死亡。きりんちゃんがタゲ取ってとか、インディとマイディーがアタッカーとか、細かい戦術の描写はなし。
悔しがるモーションを連発して悔しがるお父さん。諦めなければ勝てると励ますマイディーさん。昔とは逆だねお父さん。
会社パート。光生はミスをして取引先の松芝の担当者に嫌われる。先任の大谷さんはノミニケーションの達人で、ネクタイとパンツだけになって裸踊りみたいなことをしていた。それで達人なら達人になんかならんでいいわ。
新しいキーボードを買ってもらって、急いでカレーを掻き込むお父さん。その気持ちはわかる。メシ食ってる場合じゃないよね。
酒場のようなところで待ち合わせ。今までお父さんが何を考えているのか分からなかったけど、ついに分かるかもしれない。心臓を手で押さえるほど期待に胸を膨らませるマイディーの中の人。
マイディー「こんばんわ。いい夜ですね」
インディ「・・・」
あるちゃん「お?」
インディ「こ」
タイプが苦手なのだろうか。と思ったら、筋肉美を誇るモーションを連発しながらペラペラ喋りだした。
「こんばんは。インディです。キーボード手に入れちゃいました。たくさんしゃべるのでよろしくお願いしまーす」

さらに踊りまくるインディ。
「寂しがりやなので仲良くしてくださ~い」
光生(キャラ変わるな・・・父さん・・・)
普通の音引きではなく波ダッシュを入れてくるあたり、チャットの経験はあるように思える。そして、依然としてお父さんが何を考えているのかは分からない。
大谷さんの回想と同じ飲み屋で接待。一度にロケしたのだろう。宮西が種田やクロマティの真似で部長にウケる。クロマティが病院を抜け出した話や、ドラムもできることなど内容が濃すぎる。光生はクロマティが分からず、場が白けた。
社会人にはプロ野球の知識が必須みたいな風潮は、昭和の彼方に消え去ったと思っていたが、まだ存在するのだろうか。 俺だったらこの部長に一目置かれるくらいにマニアネタを披露してやるのに、と思った。あと、巨人ファンはよく最強助っ人はクロマティと言うが、他ファンから言わせれば違うから。クロマティは本塁打が少ないし、守備が緩慢だった。
完全に嫌われて、松芝の担当をはずしてもらう光生。宮西の情報が書いてあるという陽子のノートも受け取らず。剣道の時のように諦めてしまった。
ブルーな気分で釣りしてたら、インディがやってきて、イフリート戦よろしく、予習したからと言う。
しかし、あっという間に5連敗。やめたそうなマイディーさんの中の人。明日にしましょうとタイプしたその時。
「ここで負けたら悔しいんです」
「辞めるのはいつでもできます」
「そういうときに頑張ることが大切だと思うんです」
「人生にゲームオーバーはありません。諦めない限り」

ありきたりのセリフといえばそうなのだが、このお父さんが言うと説得力がありますな。僕も何事も諦めずにやり切ろうという気になったよ。光生もこれで再チャレンジする気になった。

宮西が好きなお菓子?を並んで買い、部長とは野球談義&試合のチケットをチラつかせて逆転勝利。そういうモノを使う接待がよしとされる商習慣はどうなんだと思うけど。ろくな会社じゃないな松芝は。
宮西の好みは陽子ノートで知ったのだろうが、陽子がノートを出すところまでしか映さなかった。渡したことはそれで十分に分かる。余計なシーンを増やさない野口監督、有能。
松坂の真似は似てなかった。尻をプリっとやるのは今ならジャイアンツの澤村だろう。
イフリート戦に勝った後だろうか。アイパッチを外して初期服に戻ったインディさんが礼を言う。
インディ「いつも丁寧にアドバイスしていただいて助かっています」
マイディー「自分もインディさんから色んなことを教わっています。本当に感謝しています」
今までなかなか言えなかった父への感謝、なんだろうな。
お母さんがお父さんに来年、世界一周クルーズに行きたいと言い出す。お父さんは、恐らく●を自覚してるので、行けたらな・・・とはっきりしない。が、思い直したように「簡単に諦めたらあかんな」と言った。
たぶんお父さんなら●に勝てますよ。僕が脚本家ならそういう話にします。