
新型コロナウイルス感染対策として、うちの会社でも世間に倣ってテレワークを推奨している。各自がだいたい週二回テレワークすると出社率が6割になるということで、僕もここ最近は週二回家で仕事している。
具体的に何をしているかというと、まずテレワーク前日は自分の職場PCの電源を付けたまま帰宅する。その際、リモート接続を許可にしておく。テレワーク当日は、自宅PCからリモートデスクトップで接続し、自宅PCから職場PCを操作する。会議の類は、Google MeetかSkype for Businessで行う。カメラは使わず音声のみの会議である。
そんな感じで三週間ほどテレワークしてみた感想などを書いてみる。
まず、ホスト側(職場PC)の電源を入れておかないといけないのが気になる。月曜がテレワーク日だと、金曜日に電源つけっぱで帰り、火曜日もそのまま仕事。水曜日がテレワークだと、さらにそのままつけっぱなし。流石にそれは心配なので、そういうとき僕は火曜の昼休みに一度電源を落とす。
リモート接続中のホスト側はスリープも禁止なので、無操作が続けばCPUのクロックが下がったり、ハードディスクのヘッダーが退避したりしてるとは思うが、完全には休めてない。リモートで電源をオンにできれば、悩みは一気に解決するのだが。今後、リモートで電源をオンにできる外部装置なり機能を持ったPCが登場するのではなかろうか。
音声会議で、7、8人が参加してしゃべると、ビットレートが落ちるのか、音質がガチャガチャになって聞き取れない。ヤマハのネットデュエット(今はシンクルームか)の会議向けミキサーアプリみたいなのが開発されるのではないか。僕はあまり発言したくないので、ノイズを理由にマイクをオフにしたりしてるけど。
通勤時間がゼロなのがいい。だからといって、うちは子供たちが学校に行くのでそんなにゆっくり寝てられないのだが、二度寝できるくらいの時間はあるのが気楽だ。その代わり、テレワーク日は僕がトイレ掃除をしなければならないルールができてしまった。
訊きにくいことを同僚に訊いたり、ミスの報告をするときに、笑ってごまかせない。そういうやり取りはメールかグループウェアでやるので真面目な文章で、だし、データが残ってしまう。こそっと相談とかができないのが不便。
マシンの操作、つまり仕事の実作業効率は物理的に会社でやるときの90パーセントくらいだろうか。休憩のスタイルが自由、椅子に座る姿勢も自由、扇風機やエアコンも自由で快適なことを考えると、サボらず集中できれば職場より効率いいかも。
今の状況だと、まだ当分の間テレワークは続くだろう。不便な点もあるが、嫌いな飲み会がないとか、通勤はないとか、体調が多少悪くても仕事ができるとか、良い面を見るようにしてニューノーマルとやらに適応していきたい。