
オリックスの先発、山本由伸は日本代表チームのエースだ。勝ち目は薄い。だが、今日はなぜか球数が嵩み、5回終わって95球だっけ。
山本はCS初戦で完封しているが、無四球なのに126球も要している。なぜか。おそらく、アウトに占める三振の割合が高すぎるからだ。打たせて取る投手ではないというか、球のキレが凄すぎてバットに当たらないのが仇になってるというか。
ともかく球数が嵩んで球威が落ちてきた6回表、中村のタイムリーでスワローズ先制。
直後、代打モヤに一発を浴びて同点。モヤは2mを越す長身でストライクゾーンが高い。低めいっぱいを狙うと、普通ならど真ん中の高さに投げないとならない。いきなり対応しろというのが無理だった。
が、モヤは日本シリーズ登録可能選手名簿に入っていて、ゾーンがおかしいことはわかっていたはず。対策してない首脳陣も悪い。
8回表、ようやく山田が左中間のヒット。そして村上君バックスクリーンにツーラン。久々の本塁打。解説の宮本慎也は、山田への配球に疑問を呈していたが、スローで見ると、それはちょっと違う。山田は足を下ろしてから一瞬待ってスイングしている。読みより遅い落ちる球が来たのを察知して咄嗟に待ってうまく拾った技術の勝利だった。
山本攻略が成り、勝ったと思った9回裏、マクガフ一人相撲。四球、バント処理を欲張って野選、無死満塁から宗に同点タイムリー、さらに吉田正尚にサヨナラタイムリー。
勝ちパターンからの守護神が炎上してのサヨナラ負けはきつい。ダメージがでかい。マクガフもう使えないかもしれん。