先発の石川が快投。少し軌道を変える、微妙にタイミングをずらすといったテクニックを駆使した老獪なピッチングで6回を失点1(自責はゼロ)。打たれる時は鮮やかに打たれるので心配してたが、しっかりゲームを作ってくれた。
同点に追いつかれた裏の6回。2番手増井から山田四球。村上君強烈なファースト正面のライナーで山田戻れず不運な併殺。嫌な雰囲気、向こうの流れになりつつある中、サンタナが四球を選ぶ。簡単に終わらせないことで流れを、と思ってたら中村ヒット。二死一二塁。堪らずオリックスは比嘉を投入。またか。
ちなヤク的には、一二塁でもオスナには期待できない。9月からずっとバッティングを崩し、一時は首位打者も見えてたのに最終的には2割6分を切った。それでもナイスガイで一生懸命だから外されない、みたいな選手である。少なくとも今年はもうダメと思われているオスナに中継ぎの切り札の比嘉をぶつけるとは。中嶋監督は力を入れるところを間違っている。今のオスナはそんなに怖くない。
と思ったら!!オスナが比嘉の変則スライダーをセンター前にタイムリー!! 予想の上をいく結果で個人的には完全に流れを掴んだ。強い。スワローズ強い。
7回表を石山が無難にまとめて8回表。初戦以来の清水登板。代打にジョーンズ。昨日の石山と同じ早い球を続けてからのフォークで三振。もうジョーンズはこれやってれば打たれない。
9回はマクガフ。ほとんど変化球だけという意外な配球で走者を出しながらも無失点で切り抜けた。
なんとびっくり、王手だ。試合ごとに中嶋監督の采配が裏目に出るのが増えてきた。早めに動きすぎて毎試合切り札が打たれている。イリュージョン不発のまま、しれっと4勝目を挙げたい。