タイトルはクリスティの「なぜエヴァンスに頼まなかったのか?」ふうにしてみた。
僕は昨年の秋頃から音楽制作を本格的に再開した。デバイスはiPad 8thで、アプリはいつも通りKORG GadgetとYAMAHA Mobile Vocaloid Editorである。
帰宅後はFFXIVをしてしまうので、作業するのは主に通勤電車の中と昼休みの会社。だが、10インチのiPadはでかくて重く、毎日持っていくのは苦痛だった。座れる電車を選ばなきゃならないし、座席のスペースは横幅に限りがあり、iPadを持つと脇を締め続ける必要があった。
僕のiPadは、iOSが17になってからマイナーバージョンアップのたびにストレージの不足を言われるようになった。YouTube、Xなどの容量を食うアプリを削除。音楽用の必要最低限のアプリだけにして7GB空け、ようやくアプデできた。バッテリーや処理速度はまだ戦えるが、ストレージは如何ともしがたい。32GBは流石に少ない。
仕事の打ち合わせで、営業の人たちが皆ノートパソコンで資料を見ているのに、僕はいつも紙出力なのが不満だった。制作はデスクトップ機なのでそうなってるのだが、多少はITリテラシーの高い制作が紙で、営業がPCってのはどうなんだ。と思って例の中古のXperia 5 IIにPDFに変換した資料を入れ、極小サイズの文字を目を細めて読んだりしてた。というのを8インチタブレットで解決したい。毎日持ってきて苦痛じゃないサイズので。
仕事のためだけにAndroidの8インチタブレットとか無駄だ。iPadはiPad miniにして、全部それでやればいいのでは。miniはそろそろ新型出るんじゃない?
しかし、iPad mini 第7世代はもちろん、ノーマルIPadもどのiPadも2023年には新型が出なかったのだった。mini 7については2024年春という話だった。じゃあ、それまで待つか。
昨年12月くらいかな。mini 7は無印と一緒に2024年秋というリークがあった。春はAirとProの番だと。
うーん。
秋ってのも怪しいなあ。秋だとiPhone 16とぶつかるじゃん。まあ、3月のAirとProの発表時に以降の計画も少しはわかるだろう。それを見てからだな。
その後AirとProの発表は4月2日という情報が流れた後打ち消され、5月6日と言われ始めた。さらに6月のWWDCだとか、いやその前だろうとか、アップルの第一四半期の決算に合わせるから、そうしないと株価が、などなど、先が全く読めなくなってしまった。
そんな感じで4月某日、偶然立ち寄ったじゃ●ぱら某店で、セールとして未使用の無印iPad 10thと mini第6世代が約1割引で売られていた。でもなー。ストレージ64GBだからなあ。128は最低欲しいんだよなあ。秋まで待った方が絶対良いんだよなあ。
数日後、ブルームバーグのリークで無印iPad第11世代とmini第7世代は年内はないという情報が。
僕はかつて、出るのか出ないのかも分からないiPod touchを待ってた時代を思い出した。
これはもう、いつ出るか分からんわ。そんなものを待ってられん。
3年も前のモデル、64GBしかないストレージのデバイスを定価で買うわけにはいかん。じゃ●ぱらのセールは終わってしまったが、またどこかでやるだろう。なんたって発売から3年も経ってるんだから。
というわけで、次の安売り(と言ってもAppleなのでそんなに安くないが)を待とうと思ってたのだが、何となくあのじや●ぱらに行ってみた。
2台だけ、mini6未使用未開封で72900円のが残ってた。セールと同じ値段だ。ど、ど、どうする?
一旦マックで食事して落ち着こう。
iPadは買取が高い。今後数年は高いだろう。新型が出ても、その半年〜1年後くらいに6売って7買えばいい。そのくらいのタイミングなら、6もそれなりに使ったことになる。そうだそうしよう。
僕はマックのゴミをゴミ箱に放り込んでじゃ●ぱらに戻った。そしてスペースグレイの64GBを買ったのだった。

iPad 8thとの比較


裏面


KORG Gadget V3での比較。ツマミ類が小さくて操作が難しいシンセ「Lexington」を普通に表示した状態。これはminiは辛い


横画面にしてフル表示にすればいいのだ。これだと10インチiPadより大きいくらいだ


KORG GadgetでのLexingtonは元々アープ・オデッセイという名機を再現したアプリで、それだけの使用状態で比較