第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は2日、宇都宮市の宇都宮清原球場で硬式高校野球の1回戦があり、近江は国学院栃木(栃木県)に5−6で惜敗した。
先発は星野世那投手(3年)。本盗で先制を許したが、星野投手や津田基選手(同)の適時打などで序盤に得点を重ねた。3点リードの7回、相手打線がつながり、一挙5失点。9回に4番の山田陽翔主将(同)の適時打で1点差に追い上げたが、及ばなかった。
9回、意地の適時打 山田選手
↑写真:中日新聞より
振り抜いた打球が左翼手の頭上を超え、球場は大歓声に包まれた。2点を追う九回2死一塁、主将の山田陽翔選手が適時2塁打を放ち、意地を見せた。
最終打席で名前がアナウンスされると、拍手が鳴り響いた。2ストライクと追い込まれながら勝負強さを発揮。「詰まり気味だったが、強引に持っていった。思ったより打球が伸びた」と明かした。
高校最後の公式戦は、投げることなく幕を閉じた。「結果は負けたが、国体は誰でも出られる大会じゃない。この仲間と野球できて良かった」。そう話す表情は明るかった。
夏の甲子園で滋賀県勢悲願の優勝を果たせなかったが、エースで4番として投打に活躍。18歳以下の日本代表で出場した「U18ワールドカップ」では主将で、銅メダル獲得に貢献した。
「良い経験をさせてもらった。次のステージで生かせるように頑張っていきたい」。見据えるのはプロの舞台。期待の18歳は新たなステージに駆け上がる。
<中日新聞より>
試合結果
10月2日(日)1回戦
第1試合 8:30
九州学院(熊本) 4-6 聖光学院(福島)
九学 002 010 010 |4
聖光 110 101 02× |6
第2試合 11:00
国学院栃木(栃木) 6-5 近江(滋賀)
国栃 100 000 500 |6
近江 031 000 001 |5
第3試合 13:30
仙台育英(宮城) 1-3 大阪桐蔭(大阪)
仙育 000 000 010 |1
大桐 100 010 01× |3
第4試合 16:00
高松商業(香川) 6-8 下関国際(山口)
下国 320 003 000 |8
高商 001 010 040 |6
10月3日(月)準決勝
第1試合 10:00
聖光学院(福島) 3-0 国学院栃木(栃木)
国栃 000 000 000 |0
聖光 001 001 10× |3
第2試合 13:00
大阪桐蔭(大阪) 3-1 下関国際(山口)
下国 000 000 010 |1
大桐 200 100 00× |3
10月5日(水)決勝結果:大阪桐蔭優勝
第1試合 10:00
聖光学院(福島)1 - 5 大阪桐蔭(大阪)
10月2日(日)1回戦
第1試合 8:30
九州学院(熊本) 4-6 聖光学院(福島)
九学 002 010 010 |4
聖光 110 101 02× |6
第2試合 11:00
国学院栃木(栃木) 6-5 近江(滋賀)
国栃 100 000 500 |6
近江 031 000 001 |5
第3試合 13:30
仙台育英(宮城) 1-3 大阪桐蔭(大阪)
仙育 000 000 010 |1
大桐 100 010 01× |3
第4試合 16:00
高松商業(香川) 6-8 下関国際(山口)
下国 320 003 000 |8
高商 001 010 040 |6
10月3日(月)準決勝
第1試合 10:00
聖光学院(福島) 3-0 国学院栃木(栃木)
国栃 000 000 000 |0
聖光 001 001 10× |3
第2試合 13:00
大阪桐蔭(大阪) 3-1 下関国際(山口)
下国 000 000 010 |1
大桐 200 100 00× |3
10月5日(水)決勝結果:大阪桐蔭優勝
第1試合 10:00
聖光学院(福島)1 - 5 大阪桐蔭(大阪)