安倍首相は6日午後(日本時間6日夜)、ロシアのソチを訪問し、プーチン露大統領と会談した。日本政府は北方領土問題と平和条約締結交渉を前進させるための会談と位置づけており、エネルギー開発など日露両国の新たな協力計画案を提示、関係強化を図る。年内を目指すプーチン氏来日に道筋をつけられるかどうかが焦点だ。プーチン氏は会談冒頭で「日本はアジア太平洋地域における非常に大事なパートナーだ。政治、経済分野で諸問題があるが、首相の訪問により共同作業ができる機会となると期待している」と述べた。これに対し、首相は「今日は平和条約締結問題を含めた政治外交、経済、文化など2国間の課題、国際社会が直面する課題について、胸襟を開いて話し合いたい」と応じた。