世界反ドーピング機関(WADA)は18日、ロシアが2014年ソチ冬季五輪などのドーピング検査で国ぐるみの不正を行っていたとする調査チームの報告を受け、開幕が迫るリオデジャネイロ五輪・パラリンピックでロシア選手団の全面的な出場禁止を検討すべきだと国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)に勧告した。声明でリーディー委員長は「ドーピング違反のない競技を守るため、スポーツ界に可能な限り強い措置を適用するよう呼びかける」と強調した。この他、ロシアで開催されるスポーツ大会について、IOCが支援を行わないことや、報告書に記載されたロシア側の関係者にリオ五輪への参加を認めないことを決めた。