ケニアにはまるまる3日間滞在。
その間、移動は全てツアー会社
サロンゴのワゴン車でした。ドライバー(兼サファリガイド)は無口で渋いジェームス氏。
サロンゴって会社も基本的に日本人と韓国人向けのツアー会社とのこと。
エジプトもそうでしたが、HISは現地ツアーはすべて丸投げなんすね。。。ま、別にいいけど。
↓ワゴン車は日産製ですが、かなり改造されていて天井部分はこのように開口します。
↓車内にはドライバー、添乗員含め計8名が乗車しました。
ケニアはびっくりするくらいの車社会。
ナイロビでは通勤通学渋滞なんてのにも遭遇しました。
そのかわり、道路は非常に悪いです。
一部の道を除き、舗装がはげはげ、でっかい穴があいていたり、石がごろごろ落ちていたり、とまるで林道のような走り心地です。
車に酔うのが心配だったのですが、そんな心配は無用。酔う暇などありません。
そのかわり、頭を打たないように、舌を噛まないように、と気をつけなくてはなりません!
↓一泊目の宿はレイク・エレメンタイタ・ロッジ。サファリロッジはみな豪華です。
↓ロッジの食事はバイキング形式。肉(チキンかビーフ)がメインで、魚はほとんどでません。
ロッジ近くのナクル湖国立公園(ここはフラミンゴで有名)に初サファリ。
雨が降ったり止んだり、という天気でしたので、けっこう寒かったです。
雨のサファリもなかなか雰囲気があってよかったです。雨のおかげでナクル湖名物の砂ボコリも少なかったしね。
ここではめずらしい豹を見ることができました。
ただ豹はたいへん用心深いので、藪の中に隠れてしまい全身をみることはできませんでした。
↓もちろんフラミンゴもいましたが、雨の中に佇むロスチャイルドキリンが印象的でした。
さて、この日のロングドライブが効いたのか、雨の中のサファリドライブが効いたのか、またはカイロでの食事が効いたのか分かりませんが、夕飯後に強烈な腹痛&発熱に襲われてしまいました。
渡航者下痢症(または旅行者下痢症)ってやつです
へろへろのまま、翌日はマサイマラに再び移動。6時間近くのハードなドライブでした。
日本から持っていったポカリスエット粉末が命の糧でした。
ミネラルウォーターに溶かし、脱水症状にならないようにチビチビと補給。
マサイマラではマラ・ヒッポ・ロッジに2泊。
ここも全体的に豪華なロッジ。食事はあいかわらずバイキング形式でした。
シャワーは熱いお湯がじゃんじゃん出て、気持ちよかったです。
↓こんな感じのかわいいロッジが30~40ほど点在してました。
↓たまにマサイ族がヤギを追って通過していったりします。
マサイマラ国立保護区では早朝と日暮れ前に、計4回のサファリドライブをしました。
ここはケニアで一番たくさん動物がいるという話どおり、非常に多くの動物をみることができました。
ライオンにもあっさり会うことができました。草食動物はそれはもううじゃうじゃと。
マサイマラではおもしろいアクシデントがありました!
藪の中でライオンの群れが寝ているところをガイドさんが見つけ、道を少しはずれて(本当はルール違反)近づいていったところ、群れの目の前で車がスタック!!
タイヤが空転してしまい、前にも後にも進めません。
群れの見張り担当のメスライオンが一頭、「うるさいなー」といった感じで近づいてきました。
↓分かりにくいですが、写真中心付近に見張りライオンがいます。距離は10~15m。
さてどうするのかな~と思っていたら、ガイドは慌てず携帯電話で仲間に連絡を。
しばらくすると車が3台やってきました。どの車もお客さんを乗せていましたが。。。
一台、強力な4輪駆動車がありましたので、それにロープを繋いで引いてもらうことになりました。
が、ここで大問題。誰が車を降りて(本当はこれもルール違反)ロープを結ぶ??

ライオンは10m程度はひとっとびらしいです。こわ~
ドライバー同士が相談して決めた作戦は、一台がライオンの前に移動して視界を塞ぎ、その隙に一人が降りてロープを結ぼう!というものでした。
↓車を降りた勇敢な人。かなり腰が引けてますが。。。
↓このドライバーはライオンを見た瞬間に顔色を変え、決して車を降りようとはしませんでした
プロのサファリガイド達はびっくりするくらい慎重でした。
ここは動物の土地なんだなぁと改めて思いましたね。
↓こんなふうになりたくないですもんね。ヌーの生首。
↓こちらは癒し系の光景。草原を行くダチョウとその雛達。
↓マサイの村にも行きました。ジャンプのダンスで歓迎してくれてます。格好よかったので、左端の人が纏ってる布と同じデザインの布を購入しました。
最終日はまたロングドライブの後、ナイロビに戻りました。
ナイロビでは野生動物の肉を食べたり(レストラン入り口では銃を持ったガードマンが。。。)、現地人御用達のスーパーマーケットでお土産を買ったり(ここでも銃を持ったガードマン)した後、ホテルで数時間過ごしました。
窓からは世界の危険都市ランキングの5本の指に入るというナイロビの市街地が見えました。
隣のビルの屋上には数人の男がぶらぶらしてホテルの方をじーっと見ておりました。こわ~
↓カーテンの隙間からパチリ。
ケニアでは初日に体調を壊したせいか、非常にタフな旅となりました。
思ったよりも寒かったですし。
アフリカへはポカリスエットの粉末をたくさん持って行くのをおすすめします