功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

辞任表明後に、安倍総理と直接、お話しするのはこれが最初です。(2020-08-30 16:47:57)

2020-08-30 21:12:48 | On the Road
 みなさん、きょう8月30日日曜の日中に、拉致被害者の横田めぐみさんのお母さん、横田早紀江さんと電話で話し、そのあと安倍晋三総理とも電話で話しました。


▼早紀江さんは、亡くなられた滋さんの最期の日々をお話ししてくださり、そして一議員に戻られる安倍総理との連帯が変わらないことをお話しになりました。
 早紀江さんは、めぐみさんと会えないまま、滋さんを喪われ、また安倍総理の辞任という衝撃を受けられ、ぼくとしては居ても立っても居られない気持ちでお電話しました。
 しかし早紀江さんは、いつもと変わらない、あの明るい前向きの声で話してくださいました。


▼そのあと、安倍総理と電話で話しました。
 これまでなら、安倍総理と電話で話したとき、あるいはお会いして話したとき、決して、こうした誰でも見られる公開情報では明らかにしませんでした。

 しかし、一議員に戻って国と国民のために尽くされる意思をみずから明らかにされた、その直後ですから、初めてこのように、みなさんにお伝えすることにしました。
 ただし、電話というのは常に一対一ですから、基本的に公開されるべきではありません。今回限りのことです。
 内閣総理大臣という、公人中の公人ですから、電話でお話ししたという事実を今回だけは、明らかにします。
 また、総理の発言の直接引用、「 」の付いた公表は、絶対にしません。辞意をすでに表明されていても、おそらくは9月17日頃の新しい総理の首班指名選挙までは、安倍総理が日本の最高指導者であり続けるためです。
 あくまで話の趣旨であり、それも、お話しのごく一部であることも、どうかご諒解ください。

 安倍総理からは何も制限をかけられてはいません。
 人間関係における基本的なモラルから、ぼくがおのれの責任において、上記のように制限をかけることを判断しました。

▼辞任表明後に、安倍総理と直接、お話しするのはこれが最初です。
 辞任を表明なさる2時間半ほど前でしたか、思いとどまってくださるよう留守番電話に入れましたが、返事はありませんでした。

 今日の電話では、まず、横田早紀江さんから安倍総理への伝言をお伝えしました。

 そして、安倍総理の謙虚さを感じました。
 不肖ぼくが新しい公開動画 ( 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会 ) でお話ししたように、総理は今日の電話でも、潰瘍性大腸炎の新しい薬が良き効果を発揮していることを、問わず語りに明言されたのでした。
 では、どうして辞任されるのか。
 9月には人事をやらねばならない、万全の状態ではない内閣総理大臣が、治療を受けながら、祖国と世界を左右する日本政府中枢の人事を行うというのは、間違いだと考えられたことが、辞任を決意された第一の理由だという趣旨を淡々と語られました。

 ぼくは政治記者の出身です。
 政治家の権力への執着は、地位が高ければ高いほど強いことを、目の当たりにしてきました。
 また記者を辞めたあと、世界を歩いて、諸国の政府や軍、情報機関と接し、権力の発する魔力に囚われることが民族や国境を超えた人間の宿痾であることもありありと感じてきました。

 権力に執着することこそ、ふつうです。
 持病があっても、それが悪化しても、新しい薬の効果によって執務が可能であれば、最高権力者の地位は手放さないのが通常でしょう。
 また持病であればこそ、そして安倍さんの場合は少年時代からの長きも長いつきあいの持病ですから、どうすれば病気と共存して執務が続けられるかも、良く分かっておられます。
 しかし、その道は選ばれませんでした。

 みなさんには、それぞれ、たいせつなご意見があります。厳しいご意見、徹底的に厳しいご意見も、もちろんあります。
 それを承知のうえで、ぼくは安倍総理に「なんと謙虚なことでしょうか」と申しあげました。
 総理は、それには直接、お答えにならず、一議員として拉致被害者の救出にも取り組んでいかれるという決意を、静かに語られました。

 ぼくは、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) が、日本国の天皇陛下のご存在を父系一系で護り続けるための提言を安倍総理に直接、手交できるよう総理官邸と交渉し、任意の議員グループとしては初めてそれが実現し、安倍総理が「男系一系で続いてきたことをあくまで尊重する」という趣旨を報道陣の前で断言されたことに触れ、護る会の活動をあらためて紹介し、ある提案も行いました。

 しかし何もかも、まずは潰瘍性大腸炎を新しい治療でしっかり治され、休養も充分にとられて、一議員であっても国政に携わる国会議員として、十全の活動ができるようになられてからのことです。
 それがまさしく、安倍晋三内閣総理大臣の謙虚な真意に、お応えすることでもあります。

 そして、何より主権者の負託に、総理を二度にわたり経験された安倍晋三衆議院議員から、当選1回の参議院議員のぼくに至るまで、国会議員がお応えすることに繋がるよう、これからも力を尽くしきります。





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「自陣の会合に今夜、加わって欲しいという要請がありましたが、行きません」(2020-08-30 07:18:26)

2020-08-30 11:19:58 | On the Road
 ちなみに、この日曜は、次期総裁をめぐって水面下で動きは当然、烈しいです。ある政治家から、自陣の会合に今夜、加わって欲しいという要請がありましたが、行きません。
 ぼくは完全無派閥でもあり、あくまでも自主投票をいたします。
 代表を務める護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) も、もちろん派閥ではありませんから、次期総裁について何かの意思統一をはかることはありません。



▼それから、このブログにいただくコメントを含め、さまざまに想像を絶する誤解が良く生じますから、念のために記しておきます。
 8月28日金曜の午後2時台から6時台までのぼくの動き、その一部です。
 まず、安倍総理に電話し留守番電話で「潰瘍性大腸炎の治療をなさっているとは、聴いておりましたが、入院をなさってでも辞任はされるべきではないと思います」という提案を心を鬼にして致しました。
 答えはありませんでした。安倍総理の決意はすでに揺るがないと、理解しました。

 5時の会見は議員会館の青山繁晴事務所にてテレビで拝見し、その会見の途中に東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) 第1115号を執筆して、会見終了と同時に、その完成したレポートを配信元の独立総合研究所へ送りました。
( ぼくはこの独研を4年前に退社しています。現在は独立講演会で話すことや、TCRレポートの執筆を独研から委託されて遂行しています )
 そしてすぐに同じ議員事務所内で、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録に臨みました。井上ディレクターとカメラマンは会見の後半から待機してくださっていました。
 また、総理の会見中に、このブログにも短いエントリーを記しました。ここです。

 安倍晋三内閣総理大臣の誠実にして丁寧極まりない会見をぼくも拝見して、よおく理解できた大切なことが幾つもありましたから、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) 、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」、そしてこのブログにいずれも、その理解を反映させるよう努めました。
 主権者に、その大切な部分が伝わるよう、ささやかなりに力を尽くしたつもりです。

 そして安倍総理に、あらためまして、敬意と共感と謝恩を申しあげます。



※ 不肖ぼくの呼びかけ「異業種のひとよ、出でよ」に応じて考え中のみなさん、もしも国会議員になられると、今のあなたさまの仕事では到底、考えられないさまざまな誤解が押し寄せてくる現実もまた、こうしてあらかじめお伝えしておきます。
 これはおそらく、日本だけではなく、世界中で起きていることです。
 自分だけに起きているとは考えず、淡々と凡 ( すべ ) てに臨むことが、肝心だと思います。




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長男とサッカーをする約束(2020-08-30 05:41:13)

2020-08-30 11:07:23 | On the Road


▼ひとつのエントリーで記しましたとおり、安倍総理が8月28日金曜に辞意表明に踏み切られる前に、「ニュースの尻尾」シリーズの新たな数回分を収録していました。
 きのうアップしたトランプ大統領と中国をめぐる第21回放送も、そのひとつです。

▼その放送の中で三浦麻未公設第一秘書が「第20回」と言っているのは、そのためです。
 収録の時点では、第20回だったわけですね。
 しかし総理の辞任表明がありましたから、急遽、その28日の夕刻、総理会見の直後に緊急番組の収録を行いました。これがアップされて、第20回の放送となりました。(ここです)

 この緊急収録は、ぼくひとりで行いました。
 三浦麻未公設第一秘書は、短い夏休みの日だったからです。
 緊急番組の中で申しているとおり、ぼくは独立総合研究所 ( 独研 ) の社長の時代から、休みの社員は秘書さんを含めて、呼び出すことを原則、やりません。
 ましてや今の三浦秘書は10か月の男の子のお母さんです。緊急番組を収録するという連絡も、あえて控えました。
 したがって三浦麻未公設第一秘書は、放送の回数の修正に触れる機会が無かったわけです。
 放送回数が違うという指摘をいただいています。ごく優しい指摘ですが、こうした判断の責任はすべてぼくにあります。



▼第21回の放送に、放送回数を修正するテロップを入れることを、編集を担当してくださっているチャンネル桜にお願いしようかとは考えています。
 しかし昨日は土曜、今日は日曜です。チャンネル桜のスタッフは休みかも知れません。(休みなく働いていらっしゃるかも知れませんが)
 井上ディレクターには、もう少しふつうの時間になったら ( 今はまだ朝5時台です ) 、連絡はします。けれども、スタッフを動かしてもらって週末のうちに修正してくださいとお願いすることはしません。
 もしテロップによる修正ができるとしても、週明けになると思います。お詫びします。

 休みのひとびとを動かすことをなるべく控えるのは、上述の通り、ぼくが勝手に決めている基本原則です。
 おのれは、記者時代から休みであってもほぼ関係なく動くようにしていますが、それは自分だけに課すことであって、ひとに課すことではありません。
 そのぼくも、共同通信京都支局の事件記者だった時代の休日、幼かった長男とサッカーをする約束をしていて、支局のデスクから呼び出しがあったときに丁重にお断りしました。
 事件が具体的に今どうなっているかを、信頼関係のある刑事に電話で聴き、実はさしたる動きではないことを確認した上で、デスクには申し訳なかったですが、長男との約束を優先しました。
 デスクは怒り、支局内のぼくの立場に影響はしましたが、長男の心に「約束」というものの意味は残ったかも知れません。
 いまは社会人となった長男にそんなことは聞きませんが、一生懸命にボールを蹴る彼の様子はありありと覚えています。

 それもあって、土日や夏休みの時期に、自分は動いても、休みのひとは極力、休んでいるままにします。
 その分、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の視聴者のみなさんにご迷惑をおかけします。その責はすべてぼくにあります。あらためてお詫びします。



▼なお、ブログへの書き込みのなかに「支払い方法が分からなくて‥」というコメントがありましたが、この動画は無条件に誰でも視られる公開情報ですから、いつまでもすべて無料です。
 チャンネル桜が撮影し、編集してアップしてくださっていますが、その業務はもちろん無償というわけにいきませんので、チャンネル桜がこの番組のスポンサーを募集なさって、そのスポンサー料はすべてチャンネル桜にいく約束です。
 ぼく、三浦麻未公設第一秘書、議員事務所はこのスポンサー料は1円も受け取りません。それは政治献金を1円も受け取らないことと同じ考えに基づいています。

 この番組、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の全体は、ここです。チャンネル登録もすこしづつ増えていて、番組に関わるすべてのみんなの励みになっています。
 大感謝です !

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