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酵素入り衣料洗剤はライオンがアルカラーゼ酵素配合で先行した。ライオンは『酵素パワーのトップ(1979年)』を発売。花王のザブは合成油脂由来で合成洗剤の代名詞だったが、遅れをとった花王はさらに酵素の入ったコンパクト洗剤“アタック”で酵素(セルラーゼ:非結晶性セルロース分解酵素)で追撃する。ここから酵素や酵素パワーが一挙に広がって、環境富栄養化で問題視されたリン酸配合も消えて無くなった。
アルカラーゼ酵素:ノボザイムの商品名アルカラーゼ 2.4 L FG エンド型プロテアーゼ(タンパク分解酵素)
洗剤産業は巨大なケミカルビジネスだから、需要のシフトは供給者に大きなインパクトを与えた。このあたりから大衆が機能材料を受け容れるように変化してきた。洗剤コンパクト化競争も消費者が機能がわからず計量カップの使用を嫌っているうちはヒットしなかった。消費者意識(勘ではなく指示使用)の変化は大きく化学産業に影響することの事例だ。
ラベンダーとかジャスミンとか、今はトイレの香水にも使われなくなった香料がシャンプーの香りだった貧しさ。
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