公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

小沢一郎

2010-10-30 17:46:00 | 日記
 小沢一郎氏が過去の人の様に言われるか、抹殺されない限り、彼の理念は今後もマスメディアによってひも解かれる事が無いとおもう。読んでみると、裏(?)金を集めた選挙至上主義者のようなイメージをなすり付けられているのが気の毒になるほど理念がまともで、はっきりとしている。
 まず現在の憲法についてその設置の異法性(正規の憲法ではない占領下の指令)という立場を堅持している。ここからして一応まともだということがわかる。だからといって憲法前文や戦後の平和主義を否定している極右ではない。普通の独立国に必要な自衛の要件を満たす最高法規が必要という考え方に基づいている。
 これが受け入れられない政治家(旧社会党など)はどんなことがおきても、自分たちが親しい外国勢力がなにをやっても、なにも発言しない平和主義であることがこのたびの中国漁船の一件でよくわかったろう。時間はかかるだろうが、小沢一郎的な政治は必ず将来形を変えて実現することだろう。なぜなら中国が小沢一郎を後押ししているから。試行錯誤しながら理性に基づいている選択を選ぶのが日本的最適化の伝統だからだ。




 それではなぜいま彼の理念は実現できないのか?それは彼自身が中心にいるからだ。野に下っても将来の世代に影響を与えた大隈重信を見習えばよろしい。いまのように小沢権力に集まる者達ではなく権力を持たない状況に自己を置いて、人を育てる。そう考えることができたら日本の社会は小沢一郎を受け入れるだろう。

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1 コメント

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議会制民主主義 (Okayama)
2011-01-30 22:22:28
村上「その『定着』ということを小沢さんはしょっちゅう言われていますが、今、『議会制民主主義』の定着にはやはり問題がある、ということはありますか」

小沢「ですから日本は、そういう習慣というか発想というか、そういう風土がまだ成熟していませんから。特に明治以降の近代でも、やっぱり遅れを取り戻せということで、中央がすべて指導してやる。中央が全部ものを決めて、全部その通りみんな一致団結して頑張ろうということでやってきましたから、みんなの意見をたたかわして、集約してものを決めるという、いわゆる民主主義の習慣がまだ定着してませんので、それを早く定着させたいということです」
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