三橋氏によると
資金循環統計を見ると、
日本銀行の資産として「国庫短期証券」があります。
何となく「短期の国債」という印象だったのですが、
これがOMF(明示的な貨幣供給)の道具「政府短期証券」だったわけです。
日銀のHPを見ると、
『(2)政府の一時的な資金需要への対応等
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exseifu01.htm/
(a)政府短期証券の引受け(2004/4月末残高:36,147億円)
日本銀行による公債の引受けは、
財政法により原則として禁止されている(財政法第5条2本文)が、
政府の一時的な資金需要に対応するために
発行される政府短期証券については、
当該条項の適用を受けないと解されており、
日本銀行法でも、日本銀行が政府短期証券の
引受けを行うことができる旨の条項が設けられている(日本銀行法第34条第4号3)。』
と、書かれています。
日本銀行は間違いなく
政府短期証券を引き受け、
日銀当座預金を発行しているのです。
つまりは、明示的な貨幣供給(OMF)です。
日本政府は一切の債務的な負担なしで、
おカネを発行し、国民を救うことができるのです。
今までの財務省の説明理屈はなんだったんだよという感じです。実物貨幣を政府が印刷しなくてもよい政府紙幣のようなものです。日銀だけが発行権を独占していたわけではなかった。ただし短期だけれど、借り換え可能ならば、発行量は事実上無限。これまでの政府はインフレを恐れるあまり椅子から立てないと思っていた少女クララみたいなもの。なんだよ~ですね。