戦略兵器削減条約(START)が米ソ両国によって調印された年:1991 年の翌年には終末戦争が最も緩和して見える。しかしこの年は秘密裏に湾岸戦争で小型核兵器が使用されている。バンカーバスターに装着された劣化ウラン弾などとされているものだ。つまり砂漠の嵐作戦は小型化された臨界量未満核兵器の悪魔の実験場だったということ。この兵器を使うならば、戦車銃弾ほどの弾頭で200kTNTに匹敵する爆破力と放射線が発生できる。20世紀の広島型原爆などはもはや蒸気船並みに非力で頭の悪い兵器であるから使うことはない。終末時計は人類の目から悪魔を隠蔽する核兵器イメージのイメージ操作に加担している極悪なホイッスルブロアーだと思う。
一貫して終末時計が終末に近づく理由がある。少なくとも発表する側にはイデオロギーがあるはず。現実はどうでよい態度で分析のようなふりをしたイデオロギーならば理解できるだろう。思考が、合理的ではない。今や核戦争が起きてももはや終末ではない。核兵器攻撃が超大国の大量報復の応酬を導き世界の終末がやってくるという状況にはないからこそ、核兵器の使用が躊躇われない。救世思想には世界の終わりがセットでついてくる。
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