公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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切り取りダイジェスト 2022/04/02  ポンド ドル デジタル 世界統一通貨

2022-04-02 14:39:00 | カウンター・グレートリセット

この戦争は異例の戦争に違いない。これまでのところプーチンまで空爆を避け(何かのために温存している)て長期化を選択している。戦争のあり方として何か違和感がある。気の毒なのはウクライナ国民。さらに分析を深めるためにはメディアの情報が全く当てにならないこと、ネットの情報も断片的であり演出的であり、戦争の実態を部分的にしか拾っていない。その度に親ロシアなどという烙印を押されている異常な状況がある。

2021年はナポレオン・ボナパルトが死んで二百年になる。フランス革命のヨーロッパ総決算は混乱を極め次第に戦火を大きくしてEUに統合されたが、英国離脱をはじめ、もうすでに崩壊が始まっている。ナポレオン革命は国民国家の超克の嚆矢であり、同じテーマを1848年革命で繰り返し、続くロシア革命、共産主義革命、ソロス革命である。世界はナポレオンの死後200年間一貫して国民国家を破壊する戦争革命運動を続けている。その動機は社会規則と価値基軸の統一を通じた効率の良い多国籍ビジネスによる経済成長と国際金融の自由拡大である。すなわちこの200年戦争の動機は富の寡占増大とその分配権力手段の超・国家化である。それらが必ず身に纏う普遍主義的価値観はまやかしか国民と地域文化と家族と婚姻を破壊する口実にすぎない。

ちょっと遠くからこの戦争を見て損得を計算してみることにしよう。ロシアの得は何か?これが一番明確でない。もちろんガスの価格は上昇し利益を増やしたことは間違い無いだろうが、その程度の利益に見合う目的では終わらない大義に相当することが隠蔽されている。ウクライナの得は何か?国民の犠牲を最小にしたいなら徹底抗戦は良い選択ではない。大義に相当すること、ロシアが西欧の共通の脅威であるという主張は明確だが、ウクライナにメリット、得がない。本当の大義(ロシアに対する恨み)はウクライナ側も西欧の結束の手前、隠蔽している。当事者には明確な大義が公開できないことの代償がメディアによる非道の露出ということになっている。

ロシアに比較し露出の多かった戦後情報戦の勝ち目がない。反対に大義を隠蔽しているロシアには戦後、真実の暴露のようなものがありそうだが、戦争の経緯から事実であってもその信憑性が低い。結局どちらが勝っても(負けがより少なく継戦できるとしても)メリットが見えない。

ゲーミングの際立った例になる。第二次世界大戦後最も知的な戦いである。

最近戦争の分析でよくアナリストの言葉に上がるのがレジームチェンジという言葉だが、事実この戦略目標は当初からあったと思われる。故に中共がロシア共産党を動かし、分離独立を議会承認決議したことが全ての始まりだった。中共と共に全てロシア国内で計画された陰謀で、すぐに反戦組織が活動を始め、大手銀行のalphaの幹部が反対を表明した。やがては第二ロシア革命となろうというものだ。プーチンレジームに言及することは核戦争を誘発する非常に危険な行為だがバイデンは迂闊にも口にしている。

もっと遠くから眺めるならば、全ての独裁者のライフサイクルという法則がある。なぜならそれらの独裁者は作ることができるからだ。つまり恐慌と呼ばれる金融による定期的経済混乱、恐慌を契機とした大規模な国家破綻、救国の英雄の登場、大衆支持によるクーデター、独裁、強権政治の長期化、干渉戦争、革命勃発、絞首刑。プーチンも習近平も背後に作った裏の主役、歴史のオーナーがいるはず。

これらのサイクルをほぼ15年で一巡させると、革命により儲けが桁違い(第一次で戦費150倍は増税と借入と国債消化と国民の血によって贖われた)に膨らむ人々がいる。実は彼らが本物のこの世の支配者独裁者なのだが、虚構の約束として世界は踊る独裁者だけを見ている。第一次大戦はポンド、反ユダヤであったハプスブルク家、ロマノフ家の追放、第二次大戦はドル、偽ユダヤ人の欧州追放、第三次大戦は人民元かデジタル通貨、神を信じない人間の地球追放(中共の自滅)、かまだ定まらないが、計画の実行は既に始められている。

まもなくドル預金は全て没収される。

そういう歴史的視点から見れば、Covidやウクライナ戦争は経済の流動性を著しく低下させ経済危機を大きくする(製造業は大ダメージを受ける)ための導火線に過ぎないことがわかる。次に登場する英雄&独裁者は国家単位の救国ではなく、核戦争で荒廃した世界経済の単一化をによる人類リバイバル計画投資経済を歴史のオーナーが旗印にすることは明瞭だ。

導火線と見ればどちらにもメリットがないことは明白で、ゼレンスキーもプーチンもどちらも踊る独裁者という結論になり、この戦争の勝者は金融資本と単一の富の分配者ということになる。

 


後戻りできない局面の順に並べる

キエフ攻撃>ドニエプル川左岸占領>局所拠点攻撃>局所市街戦

利害は異なるが

長期化させたいグループ(ソロス+習近平)は局所戦を最大局面と考えるだろう。

同じく利害は異なるが

短期決戦を望むグループ(プーチン+バイデン)は面の戦いを最大局面と考えるだろう。

《面は点を制する》の原則に従えば、プーチン対バイデンの戦いで、プーチンの短期決戦勝ちなのだが、ここにきて5人目が現れる。トルコのエルドアンがより大きな面《旧ソ連の柔らかい腹をガブリ戦略》の地政学を仕掛けてきた。もしかするとエルドアンはソロスの仕掛ける長期化別働隊かもしれない。これが長期化のファクターになる。


ニッケル価格の暴騰で1200億円を借り入れ――。

鉄鋼商社の阪和興業は3月14日、ニッケルなどのデリバティブ(金融派生商品)取引に対する追加保証金の対応策として、1200億円の資金の借り入れを行ったと発表した。

ニッケル相場は過去1年間にわたり1トン2万ドル前後で推移しており、阪和興業は上昇しても2万5000ドル程度と想定していた。

しかし、ウクライナ侵攻によりロシアからの供給懸念が広がり、ニッケル価格は3月7日終値で4万8078ドルまで上昇。ロンドン金属取引所(LME)のニッケル相場は3月8日に一時、1トン10万ドルを超えて過去最高値を更新した。


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