公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

ワクチンと金融

2020-11-24 07:02:00 | 経済指標(製造業)
みん株より
ポンドドルは1.33台後半での取引。アジア市場では1.33台前半でじり高の動きがみられた。きょうにも英国とEUの貿易交渉が合意されるとの期待が下支えとなったようだ。そこに、アストラゼネカのワクチンが平均70%の有効性と報じられた。年内にはワクチン供給を開始する計画だという。感染拡大が深刻化している英国への供給計画も報じられており、ポンド買いの動きが広がった。ポンドドルは一時1.3381レベルまで買われた。ポンド円は138円台前半から一時138.88レベルまで上昇。11月の英PMI速報値は前回10月から低下したが、事前予想ほどは落ち込まなかった。取引中盤にかけては対ユーロ相場でポンドの売り戻しが入り、全般にポンド買いの動きは一服している。きょうも英国とEUとの貿易交渉が継続するとバルニエ氏が表明しており、合意に向けて努力しているとした。一部報道では今週中に暫定合意されるとの観測もでていた。
債権金利差を見ると英国債権10年ものが売られ過ぎの局面、この時期ならば英国債権を買うのがいいかもしれません。低金利時代は終わるかもしれない。この低金利地獄からいち早く脱出した金融市場が世界経済をリードする。

経済活動が回復すれば、大規模な財政出動や金融緩和の必要性は低下するが、株式市場の懸念は今のところ小さい。「財政ファイナンスが懸念されるような状況よりも、ワクチンによる景気回復の方が素直に好感できる。また足元はまだコロナ感染が拡大しており、早期の政策転換は考えにくい」(三井住友銀行のチーフ・マーケット・エコノミスト、森谷亨氏)
ワクチンが主導する金融劇はしばらく続くだろう。


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