公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

6月24日(金)のつぶやき

2016-06-25 03:00:46 | 日記
 「(中国新疆ウイグル自治区の主要都市である)ウルムチには少年政治犯収容所があり、学校でトラブルを起こしたり、親が処刑されたりといった何らかの政治的な理由で、8歳から16歳の子供たちが収容されている」  「5月、その収容所に中国の特殊部隊が突入し、ウイグルのジャーナリストによれば多くの子供たちが犠牲になった」  ほかにも、2014年には自治区西部のヤルカンドでデモが起き、人民解放軍が約2000人を虐殺。同様の事件は小説『西遊記』にも登場する火焔山(かえんざん)で知られるトルファンでも発生し、約400人が犠牲になったという。  殺害方法も残虐で、昨年9月に起きた衝突では火炎放射器が使用された。また、習近平政権は末端の警察官に、ウイグル人を現場で射殺する権限を与えており、ウイグル人が中国人とにらみ合うなどのちょっとしたトラブルを起こしただけで、命を落とすこともあるという。  このように述べたカーディル議長は、「第二次世界大戦時の殺傷事件は話題になるが、いま起きている数々の虐殺に対して国際社会が黙っているのには、とても驚いている」と言葉に力を込めた。その口ぶりは、第二次大戦で日本の軍国主義を執拗に糾弾する中国が、自国民を弾圧する矛盾を暗に批難しているようでもあった。  このような過酷な弾圧に耐えきれず、住み慣れた故郷を捨てて海外に逃れるウイグル人たちも多数に上っている。カーディル議長自身、実業家から中国人民政治協商会議委員となったが、民族問題に絡む政権批判を機に失脚。その後に逮捕され、2005年に米国へと逃れた経歴の持ち主だ。  しかし、難民として国外に逃れたウイグル人の中には「密入国」とみなされて逃亡先の国で刑務所に入れられ、中には中国へ強制送還される事例も起きている。このうちタイでは、子供や老人を含む500人ほどのウイグル人が1年以上も刑務所に閉じ込められ、劣悪な環境下に置かれて命を落とす人もいるという。
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