与謝野がその意図に反して木偶の坊の木馬の中に入って足腰となっている小沢を切るだけでなく、民主党を支持した国民も切り落として民主党内部から内閣が崩壊する。もはや出身政党もかかわりなく民主主義の原則を飛び越え、財務省が内閣を乗っ取った上からの官製シナリオ丸呑み党内クーデター。
シナリオライターは財務省。そこに描かれた布陣の裏書きは、トロイの木馬の役割となる与謝野、藤井は枝野をサンドバックにして財務省の裏スポークスマンの役割を担うこと、財務省は予算だけ国会を乗り切ることと引き換えに、財務省が現役とOB総ぐるみで増税路線に全面協力するという密約であろう。菅直人はこれを権力掌握と言っていたわけで、すでにその程度の小局政治家。党首ではなく選挙によって付託された何者も代表していないただの策士。あるいは崩壊する2つの勢力に足をかけたボナパルト型で形式上君臨することで、民主主義から翼賛主義の奸君(菅君)として”功労者”となる一発屋。
一番怒らなければならないのは民主党を支持した諸君だろう。
シナリオライターは財務省。そこに描かれた布陣の裏書きは、トロイの木馬の役割となる与謝野、藤井は枝野をサンドバックにして財務省の裏スポークスマンの役割を担うこと、財務省は予算だけ国会を乗り切ることと引き換えに、財務省が現役とOB総ぐるみで増税路線に全面協力するという密約であろう。菅直人はこれを権力掌握と言っていたわけで、すでにその程度の小局政治家。党首ではなく選挙によって付託された何者も代表していないただの策士。あるいは崩壊する2つの勢力に足をかけたボナパルト型で形式上君臨することで、民主主義から翼賛主義の奸君(菅君)として”功労者”となる一発屋。
一番怒らなければならないのは民主党を支持した諸君だろう。
読売新聞 1月14日(金)23時5分配信
野党は、24日から始まる通常国会で菅首相の政権運営を厳しく批判する方針だ。
ただ、自民党は野党の結束をいかに維持するか、腐心している。
「菅内閣に対する攻め手はたくさんある。野党としてガンガン攻めろ」
小泉元首相は14日、あいさつに訪れた自民党の谷垣総裁に「戦う野党」の心構えを説いた。谷垣氏も通常国会中に首相を衆院解散・総選挙に追い込みたい考えで、同日の記者会見では「国会が始まったら厳しく対峙(たいじ)したい」と強調した。
谷垣氏ら党執行部は、予算関連法案の採決が焦点となる3月末が「最初のヤマ場」と見ている。
自民党が注視しているのは、陣容を一新した民主党国会対策委員会の出方だ。新国対委員長の安住淳氏は「丁寧な国会運営」を掲げ、野党に配慮した国会運営に努める考えを示している。ただ、NHK記者出身で旧知の自民党幹部も多いことから、「ねじれ国会を乗り切るため、いろんな手を打ってくる」(自民党国対幹部)との見方も出ている。
最終更新:1月14日(金)23時5分
マニフェスト見直しについては「理念、哲学の方向性自体を変えるなら国民に信を問わないといけないが、検証してスピードや内容について修正する余地がある」とし、子ども手当など根幹政策は撤回されないとの見方を示した。
菅直人首相と鳩山由紀夫前首相の関係がかつてないほど険悪になっている。今回の内
閣改造・党役員人事で、首相が鳩山氏に事前に一切相談しなかったことに加え、首相時
代の鳩山氏を「平成の脱税王」と面罵した与謝野馨元財務相を入閣させたからだ。
「挙党態勢と言うが、自分の仲間だけで決めてしまう。枝野幸男幹事長は昨夏の参院
選で負けたのに、その責任を忘れているのか。理解できない人事だ」。鳩山氏は16
日、訪問中のインドで記者団に対し一連の人事を酷評した。
鳩山氏の怒りの矛先は、人事の内容だけではなく、首相の態度にも向かう。首相は昨
年12月31日、ハワイで冬休み中の鳩山氏に電話し、「帰国されたら、真っ先にお会
いしたい」と面会を要請した。鳩山氏は「人事の相談か」と連絡を待ったが、その後、
音沙汰はなかった。
あげくの果てに、実母からの資金提供問題をめぐり、鳩山氏を国会で「母親に子分を
養うお金をせがんでいる」と激しく攻撃した与謝野氏が入閣。いっそう神経を逆なでさ
れることになった。
1996年の民主党結党時には、菅、鳩山両氏が共同代表を務め、「鳩菅」時代と評
された。鳩山内閣では菅氏が「盟友」として副総理で入閣した。だが、昨年9月の代表
選前後に、鳩山氏が小沢一郎元代表の要職での処遇を求めたのに対し、首相は「脱小
沢」を貫き、関係にほころびが見え始めていた。(朝日新聞)
人事は、安住淳国対委員長が体制強化のため行った。事前に党所属議員全員に希望先を聞いたが、予算委と政治倫理審査会(政倫審)は除外し、執行部判断で人選した。
予算委の小沢氏系13人のうち、川内博史氏ら12人は18日、連名で「辞任する意向はない」との文書を提出していたが、1人を除き降板が決まった。小沢氏系では新たに仲野博子氏ら3人が加わったが総勢は5人となった。
小沢氏系の森ゆうこ参院議員は21日、岡田克也幹事長に「小沢氏招致への執着が党内の亀裂を大きくしている」との抗議文を提出。小沢氏系と鳩山由紀夫前首相のグループも同日会合を開き、「裁判所を超えたことはできない」と離党勧告を検討する執行部をけん制する意見が出た。鳩山氏は「一足飛びに証人喚問という議論になるのか。私はそうは思わない」と慎重な対応を求めた。【葛西大博、横田愛】