私たちの認識する現在はある種のアクティビストには永遠に観ることのできない現在である。アクティビストは永遠に今を共有しない。全共闘で流行していた永遠の今の正体は意味反応の情報のシステムにすぎなかった。それが正解と思う現在とそれを合理化する動機が両輪となって初めて現在が発見できるというのは、人間一般に適応できる原理であって、アクティビストはその極端な、通常あまり見かけない動機で現在とそれに関わる個人を捉えているから、いわゆる普通とは違う現在が見えていると確信する。
ジャーナリストが自分の認識する現在をなるべく普遍的に妥当する認識に校正しようとすると、ジャーナリストは発見の方法から批判できなければならない。ましてや発見の方法や動機を秘匿して客観を装うのはメディアアクティビストであってジャーナリストと呼ぶに値しない。如水の心無しに交わること勿れである。
2017.7.9
『イラク軍司令官は北部モスルでの過激派組織「イスラム国」掃討作戦が、あと数時間で完了するとの見通しを示しました。「完全制圧」の発表はまだ行われていませんが、「イスラム国」が最後まで抵抗を続けていたモスルの旧市街では、イラクの治安部隊の兵士たちが勝利を祝う姿が見られます』