追補
『
【ワシントン=黒瀬悦成】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は16日、北朝鮮が米朝首脳会談の中止を示唆した問題に関し、「根本的な問題は、北朝鮮が大量破壊兵器を放棄するという戦略的決断を下したかどうかだ」と指摘し、北朝鮮の真意を確かめる意向を表明した。 ボルトン氏はFOXニュースのラジオ番組で、米朝首脳会談について「成功に全力を尽くす」と述べつつ、北朝鮮に非核化の意思がないと判断した場合は、「見返りを期待する北朝鮮との際限ない協議に引きずり込まれるという過去の失敗は繰り返さない」と語り、いつでも交渉を打ち切る用意があると強調した。』
North Korea appeared to flip on the US on Tuesday with a broadside against President Donald Trump's administration.
By threatening to pull out of a summit with Trump, Kim has turned the tables, and potentially put himself in a position to demand concessions from the US.
It looks like a power move that may already have the US considering concessions to Pyongyang.
There are already signs that Kim is bluffing, and that Trump may cave to some of Kim's demands to save the summit.
North Korea is threatening to cancel its upcoming summit between leader Kim Jong Un and President Donald Trump over South Korea-U.S.military drills.
なぜ北朝鮮や韓国は瀬戸際でこういう態度をとるのか。背景には対等な関係は未解決の関係とみなす小中華思想が連綿とある。中国の属国という関係を周辺異民族に示す事が民族の矜恃であった歴史は生まれたときから永遠にあたりまえだったから。対等な関係など社会のどこを切っても出てこない。対等にしたことが失点であるそういう国柄なのであることが理解できないのなら、白人がインディアンと呼ばれた人々にしてきた歴史を思い出せば良い。白人がそういう非対等の違約態度を選べたのも、自分達が絶対的支配者である神の僕であると自認するがゆえであった。小中華思想(正義と正統の代理人を成り立たせている非対等な外交関係を基礎づける思考スキーム)は形を変えて世界中にある。イエズス会もコミンテルンも植民地主義も賢人会議も皆形をかえた小中華イデオロギーであり、日本だけが正義と正統の代理人というやり方を拒絶している。この態度は移り変わる自然風土を受け入れる態度からくるものだ。抽象的なものが庭にある国と教会の説教壇の声にある国とでは知識の中心性が違う。これはミカエル・バクーニンの『抽象に頼るものは抽象の中で死ぬのだ。』というマルクス主義批判に遡ることができる。
日本は誰のシステムにも取り込まれずに知恵だけを吸収するという国民性がそうさせてきた。正義原理に足をすくわれている人々もいるが、自分がその正義の正統代理人として秘跡を与える外交を結ぶ(文化を発信する)という発想はない。