「会社にとって利益は空気のようなもの。それがなくては死んでしまうが、人は空気を吸うために生きているわけじゃない。会社もそれと同じだろう」。本誌VOL.23「Good Company」特集のきっかけのひとつが、シリコンヴァレーの大物VC・ベン・ホロウィッツの言葉だった。会社とはいったい何のため、誰のためのものなのか? ビジネスというリングで闘い続けてきた男が語る「会社論」。(『WIRED』VOL.19より転載)』
利益の出ないところを乗り越えるためにVCファンドがある。しかし実態はどうだろう。上場しても利益が出ないケースがIPO銘柄に多い。IPOも空気のないところのための酸素ボンベだったら、宇宙船の飛行士は一個目の惑星で成功したが次の惑星に空気の保証がある蓋然性を論理的に説明できなければ、打ち上げ前に社員が降りてしまう。