3月17日、スイス銀行家協会(SBA)の推計によると、スイスの銀行に眠るロシア顧客の簿外資産は総額1500億─2000億スイスフラン(2130億ドル)に上る。
@ールドマンサックスとJP@ルガンが、ロシア国債とロシア天然ガス株を購入
2020年過去のニュースと合わせて読むことでこのニュースの前提がわかる。
スイス第3の銀行ライファイゼンは10日、2021年3月末にスイス銀行協会(SBA)を脱退すると発表した。
このコンテンツは 2020/11/10 15:10
ライファイゼンは声明他のサイトへで「銀行業界やスイス金融センターにおけるさまざまな主体の利益関心は、近年大きく変わった。そこでグループ戦略の改定の中で、政治的枠組みの共創におけるライファイゼンの役割を批判的に見直した」と表明した。
また近く、法律・監督上の問題に対する独自の見解を明らかにする方針を示した。
「今回の決定に関係なく、ライファイゼンは今後もスイスの強い金融センターに参画し、関連する全ての主体との合意に基づく関係に目を向けていく」とも強調した。
不協和音
ライファイゼンの発表を受け、SBAも同日声明他のサイトへを公表し、同行の脱退を惜しみ、「今後もライファイゼンに向け門戸を開けておく」と述べた。
SBA内ではこのところ、銀行間の立場の違いが目立っていた。数年前から、国内顧客をメインとする銀行は別の利益団体「国内銀行コーディネーション他のサイトへ」を通じて意思表明することが多くなっている。同団体にはライファイゼンのほかミグロ銀行、州立銀行協会、地域銀行協会が加盟している。
オーストリアの銀行ライファイゼン、ロシア撤退を検討-方針を転換
Márton Éder、Jonathan Tirone-
シュトローブルCEO、「慎重に管理された撤退」含む選択肢を検討
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ライファイゼンは純利益全体の約3分の1をロシアで稼ぐ
オーストリアの銀行ライファイゼン・バンク・インターナショナル(RBI)は17日、ロシア市場からの撤退を検討していることを明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻とそれに伴う対ロシア制裁措置に対応する。
ヨハン・シュトローブル最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「前例のない状況」を踏まえ、ロシア部門の「今後に関するあらゆる戦略的選択肢を検討している」と表明。そこには「慎重に管理された撤退」も含まれると説明した。
ライファイゼンは外国資本としてはロシア最大のリテール銀行で、約400万人の顧客を持つ。ロシア事業は昨年、同行全体の純利益の約3分の1を稼ぎ出していた。シュトローブルCEOは2週間余り前に、ロシアから撤退する計画はないと話していた。
- Genossenschaft
17・3・2022
すべてのフランを大切に - ライファイゼンはlokalhelden.chとともにウクライナ危機の被災者のための寄付を募っています。
ライファイゼンは、クラウドファンディング・プラットフォーム「lokalhelden.ch」を通じて、ウクライナ危機で被災した人々のための募金活動を開始します。
lokalhelden.chでの寄付は、ライファイゼンが最大で2倍の100万スイスフランを寄付します。
ザンクトガレン、2022年3月17日。 困っている人々を支援するため、ライファイゼンはクラウドファンディング・プラットフォームlokalhelden.ch/ukraineで資金調達キャンペーンを開始します。寄付金は、ライファイゼンが最大で2倍の100万スイスフランを拠出します。
寄付金が迅速かつ有効に活用されるよう、実績ある緊急支援パートナー「スイス赤十字」を支援しています。支援金は、スイス国内の対応プロジェクトに加え、現地で被災した人々や近隣諸国の難民に対する人道支援に使われます。
ライファイゼン・スイス
種類 | 民間法人 |
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本社所在地 | スイス ザンクト・ガレン |
設立 | 1899年 |
業種 | 銀行業 |
外部リンク | www.raiffeisen.ch |
ライファイゼン・スイス (Raiffeisen Schweiz) は本社をザンクト・ガレンに置く、UBS・Credit Suisseに次ぐスイスで第3位の金融グループである。
1899年に設立され、100年以上の歴史を誇る組合銀行が組織化した協同組合である。現在(2017年12月31日時点)スイス国内で255行、912拠点数を有するスイス最大のリテールバンクである。
現在(2017年12月31日時点)顧客数は全スイス住民の約45%に当たる370万人で、そのうち190万人が協同組合員で構成される。[1]
ライファイゼングループはスイス全土の912の拠点に所属し、255の合法的に独立したライファイゼン銀行は、ライフェイゼングループ全体の戦略的リーダーであるライファイゼン・スイスに統合されている。 地域振興や文化活動の支援にも積極的に協力する。例として、スイス全国400箇所以上の博物館や動物園を無料で入場できるミュージアム・パスの顧客へ配付しており、地域の文化活動の維持、発展に貢献している。[2]
2012年よりスーパーリーグ (スイス)のメインスポンサーを務め、同リーグ名称にも同行名が含まれている。ライファイゼン・スイスはSwiss Financial Market Supervisory Authority (スイス金融市場監査局)により連結ベースで監督・規制されている。 [3]
2017年12月31日現在、ライファイゼングループの運用資産は2,100億スイスフラン、顧客への貸付金は1,810億スイスフラン。住宅ローン事業の市場シェアは17.5%、総資産は2,280億スイスフランである。
[チューリヒ 17日 ロイター] - スイス銀行家協会(SBA)の推計によると、スイスの銀行に眠るロシア顧客の簿外資産は総額1500億─2000億スイスフラン(2130億ドル)に上る。世界最大のオフショア資産拠点であるスイスの銀行と、ロシア富裕層とのつながりが、スイスの数行が最近公表し始めたバランスシート上の規模をはるかに上回ることを示唆している。
スイスは過去に守秘義務を理由にし、多くの開示要請に非協力的だったことで知られる。ロシアが2月にウクライナに侵攻して以来、永世中立国としてのスイスも欧州連合(EU)に同調し、ロシア金融制裁への異例の参加に踏み切っている。SBAが今回明らかにしたのもまれな行動と言える。今回の数字は、制裁に実効性を持たせる作業がどれだけの規模になるかも明らかにした形。
スイスではロシアに厳しい態度を求める世論も広がっている。社会民主党幹部は政府に対し、ロシアのプーチン大統領や政権に近いロシア人資産はすべて取り締まるよう要請している。
SBAは16日、今回の推計についてロイターに対し、スイスの銀行に預けられた外国資産の全体に比べればパーセント比率はわずか1桁台前半にすぎないとみられると強調した。