公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

沈黙2

2013-08-26 21:53:26 | 今読んでる本
沈黙によらなければ真のことは語れないという根本的なが、永劫、人間の苦悩でありつづけるとともに、他方で人間が太古から営々と積み上げてきた価値創造の源泉でもある。

いにしえの人々が愛を見出したのも、神を見出したのも、魂を自覚したのも、科学を見つけたのも。

死をかけてまで、この壁を乗り越えて他者に語り得ないものを誰かに語るためである。語り得ないものを語る覚悟の使徒は、結局は説き示せない虚無を覚悟しなければならないことを知っている。預言者は誤解のなかに死ぬ運命である。だから語り得ないものを語る人々は死を友としなければならない。

洗礼者ヨハネが求めた「悔い改め」を理解できるものは現代にもいない。洗礼者ヨハネが求めた「悔い改め」は法と理性による精神の構築、在り方の否定であって、現代の誰もが理解する道徳、良心とは全く異なっている。皮肉にも2千年にわたって洗礼者ヨハネの言葉の意図とは逆さまの誤解が堂々と残り続けている、預言者ヨハネは生きながら死に臨んでいた。



そろそろ語ることは終わりにしなければ、、、、、、。
 

続く。






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